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40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 
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エナルモンデポー250mgを左ケツに注射。

5度目の250mg。
3週ペースにしてからは2本目。

正直なところ、身体に負担さえなければ、手間としては2週ペースより3週の方がずっと楽だ。
通院回数も交通費も抑えられる(注射代はかかるが)。
しかし、身体の方はどうかと言うと、血液検査の結果だけでなく、自覚症状のある副作用もやはり強くなってきている。

しかしまぁ2週半に1度というペースの時の方が如実にしんどかったが、3週に1度でも、2週に125mgの時よりは多少きつい。
いわゆる更年期障害症状・・・例えば、頭の鬱血感とか、心臓の動機などだ。
不快な副作用だけでなく、望んだ副作用も(ホルモン量を)増やしたなりに多少の効果はあるのだが、どちらかと言うとしんどい副作用の方が強い気がするのは、単に年のせいだろうか(笑)。
何よりも、目に見えない、自覚も少ない血液状態のよくない変化が、一番物語っている。
これは自分ではっきりと自覚できないだけに怖い。

医師からは、水分をよく摂ってくださいと言われた。
あの血液の状態は、分かりやすく言えば脱水症状に近い、嫌な言い方をすればドロドロ血液なのだ。
そうなってくると血栓のリスクが高まる。
つまりどういうことかと言うと、脳や心臓で血管が詰まるリスクが高まる。
脳であれば脳梗塞や脳出血、心臓であれば心筋梗塞などになる可能性が高まり、命にかかわる状態に一歩近づいたわけだ。
おまけに、かつて母も脳出血で倒れたことがあり、血統という折り紙付きだ。
重々気をつけねばならない。

ただ、不幸中の幸いなのは、量を増やして以来、あれだけ不快だった不正出血が止まってくれたことだ。
ホルモンバランスに起因した子宮からの出血は、嬉しいことにぴたりと止まったまま、再発はしていない。
不意の出血がないということがこれほど心も身体も楽なことだとは・・・。
変かもしれないが、僕としては、ホルモン投与して一番嬉しかったのは男性的な変化ではなく、この出血とのオサラバだったかもしれない。

さて、実は今日は、産婦人科だけでなく整形外科と皮膚科にも行った。

皮膚科は、悩ましいニキビ(吹き出物?)の件だ。
打ち始めの頃はあまり出なかったニキビも、経過と共に徐々に出るようになり、特に量を増やしてからは背中・肩・腕にひどくできるようになった。
特に背中に関しては手が届かないのでどうしようもない。
定価だと2300円ぐらいする殺菌用のボディソープを買って身体を洗うようになってからは多少マシになったものの、やはり注射のサイクルに合わせて増減し、時には悪化して化膿する。
最近は皮膚科にニキビ専用の治療薬があるとテレビで見たので、ついでだし受診してみることにした。

以前、婦人科で出た塗り薬はゲンタシン軟膏という殺菌剤(?)。
今回はダラシンTゲルという抗生物質製剤。
ジェルだからゲンタシンのようにベタつかず、塗りやすい。
しかし・・・背中に塗るのは至難の業だ(汗)。
本当は飲み薬もあるらしいが、やはり身体への負担は否めないので、僕ぐらいの(ニキビの)レベルであれば、なんとか塗り薬で対処したほうがいいとのことだった。

次は整形外科だが・・・実は、数ヶ月前から膝と手首の調子が悪い。
手首は、寝起きなどに痺れが出るようになった。
薬指の内側から親指までの指先だ。
当初、脳だとヤバイと思い、近所の整形外科に行ってみたんだが、神経の圧迫だろうということだった。
膝は、坂道など、負荷が増したところを歩いていると、妙にデカイ音が鳴るようになった。
ネットで調べても、膝が鳴るのはあまり心配いらないと書いてあったので、さほど気にしてなかったのだが、最近は普通に歩いていても鳴るようになり、多く歩いた日は若干の痛みも伴うようになってきた。
さすがに、いくら心配ないと言われても気になる。

そういう訳で整形外科へ行き、レントゲンも撮ってもらったものの、特に異常なし。
医者も、気にする必要はないという。
痛みが出たら休んで、出来れば負荷のかからない方法で、膝を補助する筋肉を鍛えましょうという話になった。

まぁ確かに病気や怪我じゃない以上、そうするしかないんだろうし、整形外科だから治すために切るか、ギブスをするか、その両方の必要がないものに関しては湿布貼って様子見しかないんだろうとは思ってたけどね・・・。

そんなこんなで、本日の医療費、婦人科で注射代(自費)+医師の診察料(保険適用)で4240円、皮膚科(保険適用)で610円、整形外科(保険適用)で1050円の、合計5900円也。

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プロフィール
Name: Jyn@Hybrid
Sex: おねにーさん→
    →オバジサン?→
    →オバジィサン?
Age: ミドルエイジな40代からの
    シニアエイジに片足突っ込んだ50代
About:
TransgenderとかFtMって言葉にほのかな違和感がある。「男になりたい!」とか「男に戻りたい!」っていうよりは、ただ自分らしく自然に生きたいだけ。Sexual-MinorityとかGIDって言葉にはなんとかしっくりくる。確かにマイノリティなんだろうし、社会上ノーマルな価値観から見たらGenderのIdentityに「違和感を感じる」っていうある種の障害があるんだろうから(笑)。
男とか女とかじゃなくて、「見ての通りの自分です」でいいじゃん。どっちかになるためにどっちかを完全否定(排除?)するんじゃなくて、ハイブリッドでいいじゃん。生まれ持った性別は、度合いは違えど死ぬまで背負わなきゃならないんだから、妥協だって大切な選択肢じゃない?妥協点が人それぞれ違うだけで。
現在遂に50代到達( ;∀;)。40歳から第二の人生がスタート。40でジェンダークリニックに通院、41でホルモン治療開始のLate Starter。悩んできた過去は僕の財産。残りの人生は好きに生きたい。
カテゴライズが嫌い。固定観念や価値観の押しつけが嫌い。趣味は身体動かすことと引きこもること。
カカオ、Skype持ってますので、ご連絡の場合は拍手コメント(非公開)かTwitterのDMからIDご連絡ください。
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