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WILD HYBRID

40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 

2024/09/19  [PR]

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  • :2024/09/19/05:47

2008/07/16  Aクリニック カウンセリング vol.1

ジェンダー外来の初診。
 
この病院は、医師の診察30分に、臨床心理士の検査が1時間というシステムになっている。
 
GIDを配慮して、下の名前は希望の名前で呼んでくれる。
また、診察券に性別の表示は無い。
 
セクマイの世界を避けて年だけ取ってしまった僕としては、ジェンダー外来にかかるのも初めてだし、何をどう話していいか分からないというのが正直なところだった。
自分のことを一生懸命話しはしたが、どうも要領を得ないと言うか、ウマく伝えられた気がしなかった。
 
医師は、僕がどこまで男性化したいのか、というようなことを聞いてきたような気がする(ハッキリ憶えてないが)。
僕は、僕がそれを決める前に、医師からそれぞれの段階やリスクの話などの詳細説明があると思っていた。
僕自身はそれを聞いてから決めていこうと思っていたため、分からないままでの即答は出来なかった。
で、どうも即答出来なかったことが「迷いがある」と判断されたような気もした。
 
医師は、「性同一障害のガイドラインを知っていますか?」と僕に聞いた。
僕は、一応ネットでザッとは読んでいたものの、あまりきっちりは読んでいなかったため、「まだちゃんとは読んでいません」と答えた。
それに対して医師は、「ネットで検索すると出てくると思いますから、読んでおいてください」と言っただけだった。
僕がネットで知ったホルモン注射などの知識も、もっと詳細な話が聞きたくて「ネットで見たんですが・・・」と話すと、ひと通り聞いた後、「そうですね、そういう感じです」みたいな返事が返ってくるだけで終わってしまった。
その段階で、僕の中には少々疑問が残った。
 
まぁ確かにガイドラインは原文そのままを読めば問題ないとは思うが、ある程度の知識を患者が既に知っていて、ある程度の結論は患者が既に決めているという前提で、話をするのはどうなんだろう?
 
確かに今はネットで様々な情報や知識が手に入る。
しかし、その中には無責任でいい加減な情報も多く、必ずしも信用出来る情報ばかりとは限らない。
そんなものはむしろアテにさせないで、正しい情報を提供するのが医師の存在意義なんじゃないのか?
 
ネットでは、いいことばかり、若しくは悪いことばかり書いているページもある。
例えばホルモンひとつにしても、メリットとデメリットの両方が、しかもこの年齢の人間が打つ場合どれだけリスキーなのか、そこまで知らなければ、決断など出来るわけないじゃないか。
決断の早さ&決意の深さ=本気度、ということでもない。
 
話した感じでいけば、医師は決して悪い人でもなく、僕の苦手なタイプでもないし、聞けば答えてくれる人なのだが、僕が人間不信で医師を疑い過ぎているのか、少々の不安を残す第1回目となった。

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