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WILD HYBRID

40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 

2024/09/20  [PR]

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  • :2024/09/20/05:54

2013/02/26  おばちゃん鋭い

ランニングをほぼ終えたあとで、ベンチのあるとこでストレッチをしていた。
僕はジャージ姿。
ベンチにつま先を引っ掛けて中腰になり、黙々と大腿部の筋肉伸ばしていたら、ウォーキングルックのおばちゃん(推定50代後半)がやってきて、目の前の花壇の石垣に足をかけ、軽いストレッチを始めた。
そんなに運動し慣れてる感じでもない、本当に軽~いストレッチ。
他に誰もおらず、距離感が微妙なので、なんとなく見て見ぬふりをして、途中から目を閉じ、集中してストレッチをしていた。

1~2分後。
「おにーちゃん、それはどこに効くの?」
なんとなく来る気がしていたのだが、おばちゃんが話しかけてきた。
おにーちゃんって年ではないのは明白だが、気を遣ってくださったらしい。
「これは腿の前の筋肉に効くんですよ」
聞かれたので、説明する。「本当はこうやって、横になって膝曲げて仰向けになるのがいいんだけど、外だと汚れちゃうからここでやってるんです」
丁寧にデモンストレーションまでしてしまった
「はぁ~、そうなん?」
関西弁の朗らかなおばちゃんだ。
「若いからいいねぇ。たまに運動せな思ってここまで歩いてきたんだけど、もう膝が痛くてかなわんわ、あはは」
そう言って、曲げながら膝をさする。
「ほな、頑張ってね~。おにーちゃん」
そういった後、僕の顔をよく見て。
「おにーちゃん?あれ、おねーちゃん?」
と言わはった(思わず関西弁(爆))。
久々に性別確認されてギクッ(グサッ?)として、思わず自分を指さして答える。
「あ・・・にーちゃんです(笑)」
「あ~、おにーちゃんか。やっぱりおにーちゃんやな」
うんうんと笑ってうなずいて、ウォーキングしながら去っていくおばちゃん。

・・・あ~、びっくりした。
髪がかなり伸びてきたせいかな?
それともやっぱりおばちゃんが鋭いのかな?
もしくはジャージ着てると僕のパス度がイマイチなのかな?
ともかく、最近ほぼ完パスだったから、久々にビビったし、ちょっとグサッときた(笑)。
でもまぁ「グサッ」が「ムカッ」にはならない(昔はなってた)。
なぜなら、おばちゃんにとって僕はそう見えるんだろうし、そう見えるものを「こう見ろ!」と無理強いしたくもないし。
正直な見解言われた方が、それが現実なんだから、たとえグサッときたとしても、気を遣われるよりはスッキリする。

今、不精してかなり髪長くなってきてるので、やっぱ切らないとマズイかなぁ(既に束ねられる)。
って言うか、そもそも性別どう見えるか以前に、人としてむさ苦しいし

ともかく、久しぶりに露骨に性別で戸惑われました(笑)。
それに対して動揺する自分がいるということも、改めて認識しました。
まだ結構気にしてるんだなぁ・・・パス度
なかなか悟りは開けないね(笑)。

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