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WILD HYBRID

40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 

2024/09/20  [PR]

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  • :2024/09/20/08:59

2013/01/08  2013年初注射

インフルの真っ最中ではありますが、本日が今年初のホルモン注射の日でした。
年末年始の病院の休診日の関係で、変則的に1週間半強に1A125mgを打つのもこれが最後。
次回からはまた2週間1Aのサイクルに戻る。

体調も少しずつマシにはなってきてたけど、誰かにうつすのも嫌だから、締め切り時間ギリギリの5時前に行ってきた。
看護師さんにも事情を話して、僕が帰った後はベッドを消毒してもらうよう頼んでおいた。

結果的には、一時的にホルモンの量を増やしていたわけだけど、だからと言って特に体感した変化はない。
まぁもう良くも悪くも体が慣れてしまっているのだろう。

これが今年初、トータルで74本目のエナルモンデポー注射でした。

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2012/10/23  ホルモン治療3年目

正式には20日だったが、ホル注を始めて3年目になった。
本日、68打目の注射を125mg(1A)打ってもらってきた。

始める前には随分悩んだのに、始めてしまうとあっという間だったような気がする。
・・・とはいっても、今の分量とペースになるまでは、不正出血があったり、副作用と思われる不快感があったり、多血症になりかけるなどしてそれなりの試行錯誤はあったけど(笑)。

先日も書いたけど、恐る恐る始めたホル注ももうさほど特別なことでなく、今は僕の日常で、例えば当り前に週1でスーパーへ買い出しに行くように、当り前に隔週で病院に行っている。
あまりに日常すぎて、また、多少の不快な副作用にも慣れてしまって、自分が怖いくらいだ。

今は環境的にも体調的にも普通に注射が打てるからいいが、ある日突然何かしらの事情で打てなくなったら・・・。
怖い、というよりも、どう感じるか、まだ想像もつかない。
依存はしていないつもりだけど、アセりまくるのか、それとも案外平然としてるのか。
始めた頃は、「いつか(自主的に)やめる日が来るかもしれない」とか思ってたのに(笑)。

非常事態に打てなくなる可能性は高く、また、非常事態はそんなに遠い未来のことのようにも思えない。
仮にそんな目に遭わずに済んでも、体を壊せば続けることは難しくなる。
年齢も年齢だし、遅かれ早かれいずれはそんな日が来るだろう。
打てなくなった時、単に男性化が止まる、もしくは退行するだけならまだいいけど、反動でホルモンバランスが崩れまくる可能性もないとは言えない。
閉経前なら不正出血や生理不順、鬱状態、閉経後なら更に極度な更年期障害の症状とか。

まぁ考えたってなるようにしかならないけどさ(笑)。

そんな不安は、この先もずっと付きまとうだろう。
勿論それはそれで仕方ないし、初めから覚悟の上でスタートしている。
今さら後戻りはできないし、したいとも思わない。
メリットにはデメリットというリスクが必ずあるということだ。

・・・なんて書くと、なんだか深刻な雰囲気になっちゃうんだけど、実際はそんなこともなく、こうしてホル注を続けて、(スタート年齢考慮した上で僕が思っていたよりは)多少なりとも効果が出てることは嬉しいのですよ(笑)。
治療前に比べたらパス度も上がったし、コンプレックスも薄れたし、服選びも楽しいし、何より、外に出ることが憂鬱じゃなくなったし。

そりゃ今でも悩んだり落ち込んだりする場面や瞬間はあるけどね。
例えば、どうしても戸籍上の性別を明かさなきゃならない、戸籍上の性別で通さなきゃならない場面に出くわした時とか。
例えば、男性が苦手というビアンさんと話してて「Jynさんはそんなに男っぽくないから大丈夫?」なんてカウンター食らった時とか(気を遣ってくれてるのかもしれないけど凹む?・・・そしてまだそんなことでいちいち凹んでる自分自身に更に凹む?)。

それでも、3年前に比べて随分気楽に生きられてる今。
もう女ではなく、だけど男ってわけでもない、『どっちでもない自分』を半ば楽しむようにしてる。
「おれは男だ!」って肩肘張る生き方を否定するわけじゃないけど(そんなふうに思う瞬間もないわけじゃないけど)、普段はもうちょっとリラックスして、もうちょっとフラットに生きてもいいと思う。

何として生きるかとか、何で在りたいか、何で在るか、とかじゃなく、ナチュラルな自分でいたい。
他人がそれを受け入れようと拒否ろうと。

それならホルも打たなければ?って思われることもあるのかもしれない。
何も治療しないナチュラルなあなたでいれば?って。
確かにそういう見方もあるだろうな(そう言われたことがあるので)。
その辺はとりわけGIDでない人には理解できない心理なのかもしれない。

自分勝手かもしれないけど、悩んだ結果、ホルは最低限、自分の中でバランスをとるために必要な治療だった。
ただ、自分のためと僕が思ってても、社会のジェンダー概念に合わせたんでは?と思う人もいるかもしれないけどね。
見方は人それぞれによるから、押し付け合わないことがベターだ。

ホルを打って、生きやすくなったこともあるけど、生きにくくなったこともある。
オペしてない、戸籍変えてない、だとなおさらだ。
それでも、僕にとっては必要なプロセスだった。
ホル治療を選んだ自分も、そこから先を(今のところ)選択しない自分も、ナチュラルな僕なのだ。

この世の全ての人に受け入れられることなんて不可能だし、それはジェンダーに限った話じゃない。
拒否る人は、こっちが相手にどう合わせても、結局は拒否るだろう。
受け入れてくれる人は、何もしなくても受け入れてくれるだろう。

まぁ、社会という視点で見るとまだまだ厳しいのかもしれないけど、社会だって結局はひとりひとりの人間から成ってる。
社会に受け入れられたって、人に拒否られる人はたくさんいる。
社会に拒否られても、人が受け入れてくれることもたくさんある。
どっちがいいかって言われたら、後者の方がいいなぁ。
その方が、人の気持ちのあったかさ、たくさん知ることができるから。

なんだか支離滅裂ですが・・・そんなことを思った、ホル注3年目の秋でした(笑)。

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2012/10/17  ホル注3年間のペース&分量

もうそろそろ、ホル注を始めて約3年になる。
長かったようで短かったこの3年。
「打つのか打たないのか」とか、「打ったらどうなるのか」とか、小さな期待とドでかい不安とに胸を膨らませたり押し潰されりしながら毎日毎日迷いに迷っていたあの頃が、なんだかまだ最近のことのような気がしてならない。

いつの間にか、ホル注は僕の日常になり、2週間に一度、大して何も考えず当たり前のように打ちに行くようになった。
あれだけ気にしていた身体の変化も、ほどほどで緩やかに変わったが気にならなくなった。
あれだけ気にしてた骨格などのコンプレックスも、そこまで変わったわけじゃないのに気にしなくなった。
あれだけ感じてた生活しづらさや生きにくさも、変化のお陰で改善されたというよりは、メンタル面で悩まなくなり、むしろ楽しめるようにさえなった(楽しめない場面もあるけど)。

ある意味、ホルモン注射は僕にとって、身体の変化をもたらしてくれるものというよりも精神安定剤なのかな?なんて思えてくる。

かと言って別に依存してるという感じでもなく、時々話に聞く「ホルモン切れ」的なものを感じて切迫した気分になったこともそんなにはない。
さすがに、震災の後で毎回行っていた病院まで行けなくなった時だけはアセッたけど・・・。

注射の日を忘れそうになることもよくある。
それでもこの3年間欠かさず、ほぼズラすこともなく打ちに行っているのは、けしてホルモン切れへの切迫感からではなく、身体のリズム(ホルモンのリズム)を狂わしたくないためだ。
程良い決まった量を定期的に入れてやることが、身体にとっては最も負担にならないので。

そんな感じで、いつの間にやら当り前な感じで3年。
もうぼちぼち変化も落ち着いて、ブログに書くこともだんだんなくなってきてしまった。
まぁ突発的な面白いエピソードなんかはあるので、サボってるだけって噂もあるけど・・・(汗)。
ともかく、変化については本当にだいぶネタがなくなってきてしまっているから、そろそろ3年という一区切りを迎えて、これからはホル前(若しくはホル初期)と現在との変化の比較をまとめてみようかなぁと思っている。
ここを読んでくれてる人(おそらくはホル前で悩んでる人とかホル注始めたばかりで不安のある人などが多いのでは?)からすれば、最も興味のある話ではないかとも思うので。

一気に書くととんでもなく長くなるから、それこそ頭から足までのパーツ毎、そして症状や副作用、メンタル面まで毎回1つずつ書いていく予定なのでどうぞよろしく。

その前に、何よりもまず、ホルモン注射で悩んでいる人に真っ先に見てほしいのが下記サイトのテキストだ。
僕もホル注を始める前にネットでいろいろと情報を収集したけど、恐ろしいほどのガセネタもあって、今考えるとほんとにネットの情報というのはピンキリで怖いなぁと思う。
正しい情報と誤った情報を自己判断で選別できればいいが、出来ない人が誤った情報を信じた場合、悲劇が起こる。
下記のサイトに書いてあるホルモンに関しての情報は、僕が専門医から聞いた情報とほぼ相違なく、正しいホルモンの知識を得るには役立つと思う。
必ず正しい知識を理解してから、ホルモン治療を始めましょう。
検討した結果、勇気ある撤退という選択肢も、僕は全然アリだと思います。

性同一性障害の人のためのホルモン療法の基礎知識
http://www5e.biglobe.ne.jp/~gfront/d-hormone.html


さて、変化のまとめを書き始めるにあたって、前書き的に書いておきたいのが、ホル注のデータ。

データと言っても、今まで打った60数本全部書き出すって意味のデータじゃないからご安心を(笑)。
ホル注に関して、打つ間隔、量など、気になっている人も多いと思うから、ご参考までに過去のデータをまとめておきます。

2009年10月 250mg(2A)/初回(次は4週間後) ※Aはアンプルの意
2009年11月〜2010年06月 125mg(1A)/2週間ペース  計17回
2010年07月〜2010年08月 250mg(2A)/2.5週間ペース 計03回
2010年09月〜2011年09月 250mg(2A)/3週間ペース  計19回
2011年10月〜2012年現在 125mg(1A)/2週間ペース  計27回(今日現在)


ざっと書き出すとこんな感じかな。
注射した部位は全て臀部・・・つまりケツです(笑)。
毎回、右と左で替えて、交互に注射してます。
同じところに打ち続けるとそこが硬化してくこともあるという話なので、それを少しでも避けるために。
僕の場合、他の部位には打ったことがないな。

筋注だから筋肉にならどこでも打っていいはずだけど、スタンダードは臀部、続いて腕(肩付近?)らしい。
腕は、臀部を出すのが恥ずかしい人(特にMtFさんとか)などが希望すること多いとナースに聞いた。
筋肉の落ちたMtFさんならまだマシかもしれないけど、筋肉ある人なんかだと腕は痛いらしい。
デポー剤だからしばらく残るわけで、その間痛みがある時は尻より腕の方が不便っぽい。
身体の中で筋注できる部位では臀部が最も痛みを感じにくいとのこと。

僕の場合、初回は何故か250mg(2アンプル)打った。
なんで2アンプルにしたんだろう???
もう覚えていないけど、医師の指示ではなく僕の希望だったのは確か。

身体の負担を考えて、3週で250mgを打つつもりはなかったので、2週で125mgか4週で250mgかで悩んでいた。
当時は片道2時間かかる病院まで打ちに行くしかなく、かかる時間と交通費とを考えたら4週で250mgの方が圧倒的に経済的だからそうしたんだと思う。
しかし、250mgを4週間の間に、一度で打つか、二度に分けて打つかでは後者の方が身体の負担も軽く、また、ホルモン数値も安定しやすいという医師からの話もあったため、2009年11月の二回目以降はしばらく2週に125mgというペースで打っていた。
この年齢でこの量でも、充分変化は見られた。
ホルモンの効果は、年齢が上がれば上がるほど出にくいと言われているけれど、打って数日で外性器が肥大し始めたし、1〜2週間で声も変わり始めた。

その後、ホル注を始めて9ヶ月目の2010年07月に不正出血が発生。
2週に125mgという量が足りなかったんではなく、僕はもともと不正出血をしやすい体質で、その頃いろいろとストレスがあったりしたから起こったんだと思う。
僕は10代の頃から不正出血に悩まされていたこともあり、不正出血には嫌悪感が著しく、メンタル面でも過敏だった。
そのため、内診や癌検査などをしてもらって病的な所見がないことを確認した上で、出血を抑えるため一時的にホルモンを増量した。
それが2010年07月〜2010年08月に3回打った、2.5週に250mg(2アンプル)というペース。

この時は、さすがに少々副作用のキツさを感じた。
2週125mgの時も副作用はあったけど、確実にその時よりも強かった。
僕の場合は主に動悸とか頭の鬱血感とか。
元々ホル注前から血が濃かったのが、更に濃くなり、つまりは多血症に近い状態になった。
男性正常値(男性正常値の方が女性正常値より高め)の上限を若干オーバーしたのもこの頃だ。
ホルの量が増えた分、変化の進行も多少は早かったとは思うが、そんなに著しいほどではない。
ホルの効果は必ずしも投与量に比例するわけじゃなく、頭打ちになる限界の量があるし、それ以上打っても身体に負担をかけるだけで人にもよるが副作用もきついので、僕はあまりお勧めしない。

3回打つ頃には不正出血はしっかり止まったが、いきなり元の量まで大幅に減らすのも心配だったから、2010年09月から、結果的には2011年09月までの1年間は、3週に250mg(2アンプル)というペースで打った。
2.5週に250mgより若干副作用も軽くはなったけど、それでもやっぱり身体に負担かかってる感はあったかな。

今思い返せば、やはり2週に125mgというペースが僕には一番合っているんだと思う。
副作用の不快感は、延々年がら年中というわけじゃなく、強くなったりそうでもなかったり波があるのだが、それが必ずしも注射のタイミングと合っているというわけでもなかった。
きっとその時の身体のコンディションだとか、吸収されてくペースだとか、いろんなものに影響されてるんだと思う。

そして2011年10月、身体の変化もぼちぼち落ち着いてきて、不正出血などの兆しもあれ以来なく、震災を機に近くの病院で打てる環境が出来たため、2週間に125mg(1アンプル)という元来の量とペースに戻した。
ホルモンの作用として、髪の生え際の形が女性らしい丸型から男性らしい四角型に変わるという変化があるのだが、なんだかそれだけじゃなく後退してきてるような気がしてビビったというのもきっかけの一つだった(爆)。

やはり一度に2アンプルを入れるというのは、身体への負担もやや大きい気がする。
人とか年齢とか体質とかによるんだろうけど、僕の場合はそう感じた。
若干ではあるが量を減らし、一度に身体に入れる量も減らしたことで、なんとなくだけどホルモン値が安定してる感はある。
逆に、効きが悪くなった的な実感はほとんどない。
反面、副作用症状は、今でも多少あるものの、以前よりは全然らくになった。
余談だが、副作用の不快症状の中には更年期障害的な症状がある(のぼせや動悸など)。
しかし僕の年齢になると、それがもうホル注によるものなのか加齢によるものなのか分かりにくくて困る(笑)。

この分量とペースにしてから、現在約1年経過した。
2週に一度打つのは面倒だというのはなくもないけれど、3週に一度だって大差ない気もする。
以前、3週に一度片道2時間かけて通ってたことを考えれば、2週に一度でも片道30分程度の病院で打ててる今はそれほど面倒にも感じない。
ホルモン治療により詳しい婦人科の先生は片道2時間の方の病院なので、時折はそちらにも行って相談することもあるけど、普段は近くの病院で打ってもらえるから環境的にはこれで充分だと思っている。
特に何か(不正出血などの)問題がない限りは、ペースや量を変える予定もない。
3年目なので変化はほぼほぼ落ち着いては来ているものの、ゆっくりと未だに変わっている。
どこがどう変わってる?という話はまた今後に。

とりあえず、今日現在までのホルモン治療3年間の流れは、こんな感じでした。

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2012/09/25  ホルモン注射65打目

またまた久々の更新?。
最近はとりわけて書くようなご報告がそれほどないので、ついついサボってしまっています。

ホルモン注射も今回で65回目。
もう少し経つといよいよ3年目に突入。
短かったような長かったような・・・。

僕は年齢や体質のこともあるので、おおよそ3ヶ月に一度は必ず血液検査を受けるようにしてる。
そもそもホル打ってなくても身体に不調の出る年齢であること、また、元々の体質で血が濃い傾向があり、ホルによってそれが基準値(無論男性の)上限ギリギリまで来ていることがその理由。
ヘマトクリットの値が大体49〜51%くらいある。
しかしこれ、ホル前でも45〜47%あったんだよね・・・?。

副作用的な不快感は以前に比べて大分なくなったけど、不定期に襲ってくる期間もある。
例えば頭の鬱血感、例えば不意の動悸など。
そのため、念のための血液検査は欠かせない。
ホルを打つ時にある程度の覚悟はしたし、打つ人みんなが覚悟はしてるとは思うけど、それでも死にたくてホルを打つ人はいない(と思う)。
これから先の人生を少しでも生きやすくしたくて打つんだから、身体に良くないとは言え、死んだら元も子もない。
健康管理は大事ですよ?

僕の場合、血の濃さが多血症寸前だから夏場は特に注意が必要で、とにかく年がら年中極力水分を取るようにしている(+適度な運動)。
それでも今年の猛暑では鬱血感や動悸が気になった。
だから8月に受けた血液検査の結果は、内心ドキドキもん。
・・・結果、幸い数値は特に悪くもなく、(元々良くはなかったから)なんとか現状維持で済んだけど。

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2012/06/19  ホルモン注射59打目&検査

久々に更新です。御無沙汰してしまいました?。

本日の注射はいつもの近間の病院でなく、もともと打っていた片道2時間の病院へ。
理由は、2つの検査。

1つは、子宮頸癌検診。
昔から不正出血の多かった僕は、子宮癌には少々神経質。
検査には抵抗無いわけないけど、よりによって子宮や卵巣に致命的な病気を患って死ぬよりはマシ、と割り切っている。
もちろん摘出手術を受けてしまえばそんな心配もない。
しかし、それはそれで別のリスクがあるし、僕はいろいろ悩んだ上で手術しない道を選んだので、定期検査(メンテナンス)は必要というわけだ。
そうは言っても、今の、前例の経験がない病院より、FTMに慣れているかつての主治医の方が抵抗がより少なく済む理由で、そちらを選んだ。

もう1つは、骨密度検査。
ホルを始めると、ある意味、更年期障害状態と同じになるので、当然ながら骨粗鬆症も進みやすくなる・・・とホル開始前に説明を受けた。
肉体的な女性にとって、骨を強く保ってくれるのは、残念ながら女性ホルモンなのだ。
それを男性ホルモンで抑えてしまうわけだから、進行が一気に進むという訳ではないにしろ、本来50歳かそれ以上になって閉経してから始まるはずの更年期障害症状が、ホル開始年齢から始まる。
注意するに越したことはない。

僕は中年ながらも趣味でスポーツをしているので、骨が弱くなるのは致命的なのです(笑)。
だけどホルを断念するのも難しく、ホルを始めてからは出来る範囲でトレーニングをするようにしていた。
度合いにもよるし、無茶は逆効果だけど、骨はほどほどの負荷をかけると強くなる(もちろんカルシウムや必須ビタミンを適量摂取した上で)。
ホルで内臓脂肪が増えたこともきっかけになって、一昨年の冬から、僕は筋トレに加えてランニングを始めていた。

ホル前の骨密度数値は、20〜44歳(無論女性対象)標準値比較で103%、同年代標準値比較で104%。
つまり標準よりやや上。
なんとかこれ前後の値をキープしたかった。
ところがホル注後(約2年4ヶ月後)の今年3月、新しい病院で検査した結果は95%。
減っていたのだ・・・。
医師は、さほど気にするほどの値ではないと言っていたが、覚悟していたものの、これには少なからずショックを受けた。
あんなにトレーニングしてたのに、やっぱダメなのか・・・?
とは言え、検査したのは別の病院で、検査方法も異なる。
だからもう少し正確な差異を知りたくて、同じ病院の同じ検査方法で、確かめたいと思った。

そんな理由で、2時間かけて検査へ行くことに。

結果として、子宮頸癌検診は、内診とエコーは所見無し(生検の結果は1週間後)。

そして骨密度検査の結果は・・・20〜44歳(無論女性対象)標準値比較で106%、同年代標準値比較で107%。
各値、前回より3%増えていた!?(嬉泣)
ついでに言えば、現病院で受けた検査方法は、やはり前病院のものと少々結果が異なり、その人の体型が太いか細いかでも変わって来るらしい(太っている人の方がより高い結果が出る傾向があるとのこと)。
比較値としては、やはり同じ病院で受けた検査結果の方が確かなので、こちらを信じることにする(したい)。
最近はアンチエイジングのサプリも少々飲んでいるので、そのお陰なのかトレーニングのお陰なのか厳密には分からないが、とにかくこの結果でモチベーションもかなり上がった。
これからもなんとかこの数値を維持すべく・・・いや、上げるぐらいの気持ちで筋トレ&ランニングに精進したい(笑)。

最後になってしまったが、ホル注は今回59打目。
とても慣れている看護師さんに打ってもらい、痛みもほとんど無くて済んだ。

7月中には、また血液検査がある。
次回はホルモン値も総テストステロンではなく、遊離(フリー)テストステロンで検査してもらう。
まぁ僕の場合はかなり低いだろうけど(笑)、それでもこの2年半で薄めのヒゲも増えてきたし、念願のモミアゲも生えてきたし、要らんトコの毛も増えたし(爆)、オペしてなくてもパス度はそこそこ上がったから満足です。

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