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40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 
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え~、まただいぶブログの更新をサボってしまいました
忙しかったのと、色々あったのとで3ヶ月近く(これ書いてる時点で既に8月下旬)。
その間、またいくつかのエピソードや考えたことがあったので、少しずつ書き加えて行こうと思います。

まずは、8月の今からさかのぼって7月21日(だったと思う)の出来事。
再び選挙がありました。
前回の『選挙』でも、内心ハラハラドキドキだったワケですが、今回も同じ気持ちを抱えて選挙に向かいました。
ただ、前回書いた「性同一性障害と書いた付箋を投票用紙に貼っておく」といった対策は取らず(っていうかすっかり忘れてた)、時間がなかったのでそのまま慌てて行きました。

さて、投票所での手順は前回書いたのと同じ。
最初に候補者の投票を済ませた後、比例代表制なので、今度は党に投票するため再び用紙を渡される。
その渡す人が心なしか「あれ?」っというようなリアクションをした気はしたが、特に何も聞かれずに用紙を渡されたので、僕は投票を済ませて会場を出ようとした。

いつもと違うことはその時起こった。

体育館を出て行こうとする僕に、係の人が追いかけてきて、
「○○○○○(本名)さん・・・ですか?」
と尋ねてきたのだ。
ここでうろたえると、何も不正なことしてないのに疑われそうなので、僕は
「はい、そうですが?」
と、だから何か?的なきょとんとした態度で答えた。
ただ、内心、絶対に性別に絡んで不審に思われたのは間違いないと思ったので、突っ込まれたら身分証まで出すつもりでいた。
しかし、係は
「そうですか。ですね。分かりました」
と、そのまま引き下がってしまったのだ。
僕もそれ以上弁明するタイミングを失い、なんだかもやもやした気持ちでそのまま会場を後にした。

係の人が追いかけてまで尋ねてきたのは、100%、台帳に書いてある性別と僕の性別が一致しないと思ったからである。
不審な行動はしてないし、当然のことながら不正投票ではないから、他に理由がない。
パス度が上がるということは嬉しいことだが、戸籍上は女である以上、やはりこういう場面では少々面倒である。
聞かれてもいないのにカミングアウトするべきか否か・・・と前回も迷っていたのだが、やはり今後はした方がよさそうだ。
次回は付箋に「性同一性障害。必要であれば身分証の提示をします」とでも書いておこう。

それにしても、選挙管理委員?の取った行動はあまりにも半端で、その人に対して怒ってもいないし恨みもないが、管理が無能としか言いようがない。

選挙には、友人と行った。
友人は一足先に投票を済ませて外で待っていて、僕は少し遅れて投票を済ませて出た。
まぁこんなことでもあるんじゃないかなぁ・・・と予測してのことだったのだが(笑)。
外で友人と落ち合って、僕は
「な~んか気分悪いなぁ。戻って身分証見せてこようか迷ったけど、さすがに戻りずらくてさ」
と、起こった出来事を話した。
「え~、そんなことがあったのか? 戻って見せてくればよかったじゃん」
と、友人。
「いやいや、やっぱ一旦出た選挙会場に戻るのはマズいよ」
「う~ん・・・。それにしても係もさ、わざわざ追っかけてきて声かけるくらいなら、いっそ身分証ぐらい確認するべきだよね。不正投票を疑われたって事実があるんだから、そこまで確認しもらわないと気分悪いじゃん?」
「ホントそうだよ。焦っちゃって見せて来なかった俺も悪いけど、あれじゃ呼びとめて確認する意味無いじゃん。仮に俺が不正投票しに来た張本人だったとして、○○○○○さんですか?って聞かれて、いいえ違いますって馬鹿正直に答えるはずないし」
「だよな。不審に思われた事実だけ確かで、潔白証明してないわけだから、後味悪いよな」

友人との会話はまさにその通りで、疑われた自分が言うのもなんだが、あれじゃ不正投票し放題な気がする。
台帳に生年月日や性別が記載してあるのは(多分してあるんだと思う)、最低限、まずは年齢と性別で本人かどうか判断するためなんじゃないだろうか。
70歳のはずが30代らしき風貌の人が来場してたり、女のはずが男が来場してたり、バレバレな不正投票を防ぐために投票用紙と台帳を照らし合わせてチェックする・・・んだよね?
だからおそらく僕の台帳には『女』と書かれていて、来た本人はどうやら『男』に見えたんで、本人か尋ねられたんだと思う。
年齢も、まぁ確かに僕は同年代ほど落ち着きがないが、かと言って20代に見えるほど若くもないし、50代に見えるほど老けこんでもいない(と思う)ので、引っ掛かったのはやはり性別であろう。

もし僕が不正投票を企むなら、その投票用紙の本人と同じ性別、年代の人を行かせるよ。
わざわざ女性の投票用紙に男行かせたりはしないなぁ(まぁその防衛策として投票用紙には名前以外何も書いていないんだと思うが)。
性別が違うって、決定的じゃん?
だったら、それに対して、身分証の提示を求めてもいいと僕は思う。
そこでクレーム付けたり逆ギレするヤツもいるのかもしれない。
それを懸念しての口頭確認のみだったのかもしれない。
けど、それじゃ数人が並んで監視してる意味ってまるで無いじゃん。
人件費の無駄遣いだよ、あれじゃ。
自分自身の証明が出来てないから僕も非常に後味悪く、あれならいっそ身分証求められた方がよっぽどスッキリ出来たな。
というか、不正投票を防ぎたいなら、そもそも投票権は20歳以上からあるんだから、投票用紙と見た目の目視だけでチェックするんじゃなくて、全員何かしらの身分証の提示を義務化、若しくは専用の身分証(性別欄は多様性に対応で)の発行をすればいいって思うのは極論かな。
そういうものがかえって嫌な人がいるのも分かるんだけど、ホルしてパス度上がって、だけど戸籍は元のまま・・・って状況だと、どうしても不便が多いのは確かで、そういう時にいちいちGIDってコトを口頭で説明しなくてもいい身分証が一つあると、個人的には本当に気がラクなんだけどなぁ・・・。

とにもかくにも、次回の選挙では何かしらの自主対策をしてかないとな

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プロフィール
Name: Jyn@Hybrid
Sex: おねにーさん→
    →オバジサン?→
    →オバジィサン?
Age: ミドルエイジな40代からの
    シニアエイジに片足突っ込んだ50代
About:
TransgenderとかFtMって言葉にほのかな違和感がある。「男になりたい!」とか「男に戻りたい!」っていうよりは、ただ自分らしく自然に生きたいだけ。Sexual-MinorityとかGIDって言葉にはなんとかしっくりくる。確かにマイノリティなんだろうし、社会上ノーマルな価値観から見たらGenderのIdentityに「違和感を感じる」っていうある種の障害があるんだろうから(笑)。
男とか女とかじゃなくて、「見ての通りの自分です」でいいじゃん。どっちかになるためにどっちかを完全否定(排除?)するんじゃなくて、ハイブリッドでいいじゃん。生まれ持った性別は、度合いは違えど死ぬまで背負わなきゃならないんだから、妥協だって大切な選択肢じゃない?妥協点が人それぞれ違うだけで。
現在遂に50代到達( ;∀;)。40歳から第二の人生がスタート。40でジェンダークリニックに通院、41でホルモン治療開始のLate Starter。悩んできた過去は僕の財産。残りの人生は好きに生きたい。
カテゴライズが嫌い。固定観念や価値観の押しつけが嫌い。趣味は身体動かすことと引きこもること。
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