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WILD HYBRID

40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 

2024/09/20  [PR]

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  • :2024/09/20/05:48

2012/12/04  マンモグラフィー検査

疲労困憊な1日だった

3ヶ月ほど前、婦人科の診察を受けた際、先生に乳腺症の話をした。
震災までは神奈川の病院までホルを打ちに行っていたのだが、あの緊急時に片道2時間の病院まで行くのはどうしても厳しかったので、前々から紹介状を書いてもらっていた病院に通い始めて早1年半。
今の病院は前と違い注射だけ都度の予約というのは難しいので、3ヶ月に一度先生に診察をしてもらい、そのたびに3ヶ月分の注射の予約を入れてもらっている。
そんなこんなで3ヶ月前に先生と会って、たまたま僕が乳腺症であるという話をしたところ、「一度うちでも検査やってみる?」という話になった。

勿論、乳腺に関しては科が違うので(ホルは婦人科で乳腺は乳腺外科)その先生に診てもらえるわけではないのだが、婦人科からの紹介という形にして診察とマンモグラフィーの予約を入れて下さるという。
普通は初診の場合、午前中から行って順番を待ち、診察してもらう。
乳腺外科は婦人科と違い、時々男性もかかることがあるとは言うが、やはり婦人科同様女性比率の方が圧倒的に高いので、いざ受診しようとなるとなんとなく気後れする。
そのため、予約を入れてもらえるというのは非常にありがたい話だった。

で、その予約日というのが今日だったのだ。
マンモグラフィー検査は(ブログ読み返すと)2年ぶり。
僕は乳腺症があるから、マンモだけでなくエコーも受けた方が安心なので、診察ではそれもお願いした。

最初は放射線室に行き、女性技師さんの前で上半身裸になりマンモグラフィー撮影。
横に縦にと左右の乳房を順番にむぎゅ~~~と機械で押し潰しての撮影(笑)。
2年前に比べて明らかに胸が小さくなって弾力もなくなったから痛いかと思ったけど、僕の場合はなんだか大丈夫だった。
ただ、きちんと撮影するために技師さんがマシンに乗せた乳房を引っ張り上げたり集めたりして整えるのが、やたらと恥ずかしかった

その後、診察室に戻って先生(男性)の前でまた上半身脱いでエコー検査。
幸いそのどちらでも、乳腺症の所見はあるものの、異常は発見されなかった。
先生の話では、ホルモン投与と年齢で乳腺が委縮してきていることから、今後は定期的にどちらかの検査だけすれば大丈夫なのではないか、ということだった。

実は整形外科や内科や耳鼻咽喉科など、普段に縁の多い診療科以外で、男性の医師というのは久しぶり。
特にホルモン治療を始めて以来、乳がん検診的なもので男性の医師に診てもらったというのは20年近くなかったから、汗かくほど緊張した。
婦人科の先生から僕の事情は聞いていたため、乳腺外科の先生も気を遣って下さって非常によくして頂いたが、なんとも言えない複雑な気持ちと戸惑いがあったのは、多分先生も僕も同じだったんじゃないかなぁと思う(なんとなく空気で)。

その後、今度は婦人科で先生(女性)の診察。
まだこの先生になってから一度も検査(内診)をしてもらったことはなかったんだけど、話の流れで「それもしていきますか?」ということになった。
胸も異常なしで安心したんだから、ついでに下の方も・・・っていうのもあり、せっかくだから面倒なことは一度にやってスッキリしてしまおうということで、初の内診。
細胞を採取しての頚がん検査まではしなかったんだけど、内診とエコーの結果、問題なし。
さすがに3年ホルモンを打ったから、卵巣はだいぶ委縮してきていると言われた。

勿論、言うまでもなく僕も内診は(胸の検査も)好きではない。
ただ、異常が出ても仕方のないこと(ホルモン治療)をしているわけだから、機会があれば検査に対しては積極的でいたいと思っている。
嫌だからって避けて、異常に気付かずそこの病気で死んだりする方が、検査よりよっぽど嫌だし悔しいから。
そりゃ避けて通れるならそうしたいのはやまやまだけど、現時点で胸オペも内性器摘出手術も受けていない以上、病気のリスクがある(しかも普通の人より高い)・・・というのが現実だし、だからこそその割り切りった気持ちを原動力にして検査を受けるようにしている。

・・・ま、そうは言っても、やっぱり検査が平気なわけじゃない。
他の診療科の医師や技師の人に接するだけで(病院では戸籍上の性別が知られているから)非常に緊張するし、胸とか下とか診られるとなったら当然憂鬱にもなる。
特に今の病院では、ホル治療をしてもらっているのは僕だけらしいから、病院のスタッフも慣れてるわけじゃなくて尚更緊張する(以前の病院はかなりの数のGIDが通っていたのでスタッフも比較的慣れた人が多かった)。
だけど、僕がGID患者の前例のない病院に通うことによって、今後のGID医療に繋がっていけばいいなと思って通っている。
前例を作っておけば、他の誰かが治療を受けやすい環境ができてくるしね。

マンモと内診の後は、ホルモン注射とインフルエンザの予防接種。
インフルも予定になかったんだけど、先生が快くオーダー出してくれたので急遽受けることになった。
左腕に予防接種、右ケツにホル注(笑)。
なんだか非常にハードな1日だったのでした・・・。

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無題

大変だったね・・・。恥ずかしいからって医者避けてると、ホントろくなことない。(ぢで医者に知り数回見せた人が語るw)

  • :2012年12月11日火
  • +
  • +:シェイン
  • +
シェインさんへ
去年は後半バッタバタで返信遅くなってごめんなさい>。
明けましておめでとうございます。

僕は未だにホル注の注射でさえ行くのも若干プレッシャー感じてるし(僕以外GIDの例がない病院なので)、病院に行くってだけでなんか気の重さはあるんだよね。
まして乳腺とか婦人科系になっちゃうとなおさらなんだけど、行かないと後々余計シンドい状況に追い込まれることもあるから、やっぱ行くべきなんだよね。

てか・・・ぢはツラそう
【2013/01/11 19:11】

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