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WILD HYBRID

40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 

2024/09/19  [PR]

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  • :2024/09/19/23:59

2012/11/01  FtMパス度2 【肌の色】

僕がパス度を上げたいがために、ホルより先にトライしたのが、肌の色だ。

以前から書いているが、僕は肌の色がとりわけ白かった。
女性は全般的に色の白い人が多いが、僕の場合ノーマルよりさらに白かった。
女性としては褒められることもあったものの、それが僕の大きなコンプレックスの一つだったということは、知らない人も多かったと思う。
そしてこの肌の白さが意外とパス度に影響していたことを知るのは、肌の色を変えてからだった。

昔から褐色の肌というものにあこがれていた。
しかし、肌の白い僕は焼いても赤くなるだけで、ひどい時には火傷のように水ぶくれができ、結局は元の白い色に戻っていただけ(焼き過ぎた部分はシミになった・・・)。
海に行ってもなかなか上手には焼けず(タンクトップ&短パンの下は白いままだし)、ベランダでは大して焼けもしない。

そこで、僕は思い切って日焼けサロンに行ってみることにした。
たまたま当時住んでた近所にあって、ずっと気になっていたからだ。

でもなぁ・・・日焼けサロンっていったら若い人多そうだし、入り難い雰囲気あるし、焼けるかどうかも分かんないし・・・。
初回は本当にビビってたよ(笑)。
ところがそのお店は幸い対応もよく、年齢とかも気にしてない様子で、すんなり焼くことができた。

ただ・・・初回は勝手がよく分からず、ほんとにひどい目に遭った(T_T)。
早い話が、焼き過ぎ。
もう、焦げたサンマみたいに、両面の正面だけが真っ赤っか。
サイドは大して焼けておらず、その後しばらくはヒリヒリで、痛いなんてもんじゃなかった。
風呂なんかまともに入れず、服を着るのも寝がえりを打つにも一苦労。
冷めてきた頃は、生まれて初めて耳まで皮が剥けた(脱皮?)。
要は死なないレベルで全身火傷の状態。
初回はマジで気をつけましょう・・・。
ケチらず、様子見ながらほどほどでマシンを出た方が無難です。

そんな失敗を教訓に、時間を短めに少しずつちょくちょく焼くようにして重ねていった結果、数ヶ月後にはド真っ白から普通より少し浅黒いくらいの肌になれた。

肌の色って、なかなか写真だと光彩の関係で実際のようには映らないから、どこまで参考になるか分からないけど・・・日サロ前の写真(2006年)、日サロ後の写真(2009年)を掲載してみます。

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ちなみに、日サロ後の写真(右)はまだホルモン注射を始める前。

hada_20061202.jpg hada_20091004.jpg

当時、ホルは始めていなかったが、肌の色が変わったことで思った以上にパス度が上がった。
まぁパス度が上がったと言っても、一見で男と思われる率が多少増えたというレベルだけど(笑)。
でもそれでも、僕にとっては非常に嬉しいことだった。

あの頃、性別のことを気にしすぎて被害妄想に陥りかけていた僕は、表に出てコンビニで買い物をすることすら怖かった。
男の恰好をした妙なオバサン?って思われてるんじゃないかとか、ビクビクしてたり。
実際、相手が不審に思ってるかどうかって、言葉や理屈じゃなく空気で読めたりしない?
どう思われたっていいじゃん!って友人は励ましてくれたけど、本人の性格はそうは割りきれず・・・。

それが、焼いた後は声を発しない限り、まずまず男性と思われることが増えた。
特にコンビニなどでは、レジで会計の際に店員が男女のボタンを押すから、それを見てると分かった。
焼く前は3〜4割だった男性ボタンが、焼いた後は6割以上にはなったかな。

まぁその反面、声を出した途端に(声がやっぱり男性ではないので)「えっ!?」っていう顔をされる(もしくはそういう空気が漂う)ことも増えたけどね?。

とにかく、結論から言って、肌の色が黒くなるとパス度は確実に上がります。
あの時のパス度の急上昇ぶりは、ホル注にも匹敵する効果があった気がしたなぁ。

ホルモン注射の開始で肌の色は多少変わる場合もあるらしいので(メラニン色素の増加と肌質が粗くなるため)、必ずしもタンニング(日焼け)に頼る必要はないのかもしれませんが、よりパス度を上げたい人にとっては一つの手段でもあります。

ただし、日焼け(タンニング)にも多少のリスクがあります。
僕はそのリスクと引き換えにしてでも、どうしても肌の色を変えたかったから後悔はないけど、安易には飛びつかないように注意してください。
むやみに焼き過ぎれば肌を傷めるし、紫外線に変わりはないから発がんのリスクも皆無ではない。
WHO(世界保健機関)の国際がん研究機関(IARC)は、人工的に肌に紫外線をあてる「日焼けマシン」は、たばこやアスベストと並んで発がん性のリスクが極めて高いと示している。
まぁこれには日本セーフティ・タンニング協会の反論などもあるのだが、長くなるのでここでは省く。
詳しく知りたい方はこちらか、「タンニング」「日焼けサロン」などでググってみて下さい。

あ、ちなみに、焼く時はマシンの中で一糸纏わぬ素っ裸になります(笑)。

僕は更衣室のある日サロに通っているので、未だに日サロでだけは女で通してるけど(胸オペしてない以上男性更衣室はさすがに使えないし、仲のいい知り合いが受付してる時だけ行ってるので)、どうも最近調べたところによると個室の日サロもあるみたいだから、GIDでも通えるとこはあると思う。
ホル注同様リスクもあるので、ちゃんと知識をつけた上、自己責任で、ですが、検討してみる価値もあると思います。

最後に、逆をいえば、色が白いということは女性としてのパス度が上がる要素でもあるということです。
とはいっても・・・MtFさんの場合、生まれつき色白とかあまり肌の色が濃くないという恵まれている方ならいいんだけど、そうでない方は日々の美白ケアやエステという美容的な手段に頼るしかないのかもしれません。
女性ホルモンを投与すれば、その効果によって肌質が女性らしく変わることはあると思いますが、皮膚色まで白くなるかどうかの知識が僕にはないので、カウンセリングを受けている医師などに聞いてみて下さい。

色を隠そうとするあまりの厚化粧は逆効果のような気もしますが、ファンデーションなどで多少白く見せるということは可能かと思います。
ただ、なんでもやりすぎというのは不自然で逆に目立たせてしまうことが多いので、過剰な厚塗りをして地肌の色を隠すくらいなら、ほどほどのメイクで自然にしていた方がいいんじゃないかなと僕個人は思います。

あくまでも肌の色は要素のうちの一つに過ぎません。
女性にも色の白くない人、男性にも色白な人がいて、でも、その人たちが肌の色だけで性別を間違えられるというわけではないので、無理をしすぎないように、活かせそうなら活かすという程度に考えて下さい。
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