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WILD HYBRID

40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 

2024/09/20  [PR]

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  • :2024/09/20/00:03

2012/10/27  FtMパス度1 【ヘアスタイル】

パス度についての考察はちょこちょこ織り交ぜて書いてきたけど、こちらも新たに「パス度」というカテゴリを設けて、新カテゴリの「ホルモン注射による変化」と並行して書いていきたいと思う。

なにせ女人生長かったし(笑)、悩んだ未治療期間も長かったし、男女のルックスの差を見比べてきた期間も長く、おまけに男友達もいたりして間近で違いを痛感してきたし・・・。
しかも、男性らしいわけじゃないくせに女性らしくもないところも多々持ち合わせており、女性として生きてる時は女性らしく見せるにもいろいろ苦労した。
今でこそどうにもならない部分は極力気にしないで過ごせてるけど(案外意識しすぎない方がいいということも分かったし)、毎日24時間(顔とか体型の良し悪しとは別に)見てくれのことを悩んでた頃は、どうやったら男性っぽく見られるのか、どうやったら女性らしい部分を隠せるのか、またはその逆を常に考えてた。

そんな僕の経験を元に、このカテゴリではパス度について気づいた点を書いていこうと思ってます。

ただ、あくまでも『僕のケース』という前提での個人的見解で、人によっての向き不向き、好き嫌い、目指すスタイルによっては全く役に立たない意見かもしれないということはどうかご理解下さい?。

僕も未だ悟りの境地にはたどり着けないんだけど、できることならパス度なんて気にしないで自分らしく生きるのが一番いい。
気にしてない人は、どうかそのまま気にしないでいてほしいと思う。
しかし、なかなかそうは思えず、気にしてしまう僕のような方々もいると思うので・・・。
僕の記事が少しでも、ホルの有無に関わらず、パス度で悩んでるGIDの方の参考になれば幸いです。

まず第1回目はヘアスタイルについて。

僕個人は、髪型は長すぎず短すぎないというスタイルをキープしている。
たまに切りそびれてそこそこのロンゲになったりしたことはあったけど、逆に短髪(女性でいうベリーショート)にはまずしない。

けど・・・本音でいえば短髪はあこがれだ。
できることなら襟足2〜3センチ、サイドは耳にかからないくらいの短髪メンズヘアにしたい。
でもしないし、できない。
なぜか?

できるだけアゴのラインや首のラインを隠したいからである。

パス度というと、ヒゲとか、胸とか、肩幅を始めとする体の筋肉をまず気にする人も多い(し、実際そこも重要ではある)が、意外と地味に手ごわいのがアゴや首のラインや太さだ。
僕の場合、ホルを打ってもアゴや首のラインまではカバーしきれなかった。
基本的に骨格によるものは、ホルでもどうにもならない(特に年を取っていると)。

僕のアゴは女性っぽいソフトなラインで、男性のような角ばった立派なアゴの骨格は持ってない(勿論男性にも個人差はあるけども)。
まぁそれだけならいいとして、首(とりわけうなじ)のラインも、どうしても曲線で女性なのだ。
首の太さに関しては正面から見る限りそんなに細くはないが、真横から見ると男性のようなゴツさがない。

首とかうなじって、すごく地味なポイントだから着目してる人もどれくらいいるのかなぁ?って思うんだけど、気づいてる人には頷いてもらえると思う。
男性の首は基本的に太く、痩せてて細い人も大方ゴツいのに対して、大部分の女性の首は基本的に細く、痩せていても柔らかい曲線ラインが残ることが特徴だ。
性別関係なく個人差はあるだろうし、ある程度(特に太さなんかは)は筋トレで何とかなるのかもしれないから、単に僕の鍛え方が足りないという話もあるけど(笑)。

逆をいうなら、MtFさんの場合でも、(首やアゴが気になる人は)目立たなくすることでパス度が上がると思われます。
首を露出する長さまで髪を切らないとか、えらやアゴがしっかりしてる人は、ボブや、サイドが内側にカールするようなブローをして髪で隠れるようにするとか。

さて、解像度の悪い写真で恐縮ですが、僕のを例として掲載します。

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合わせ鏡なんかで髪を持ち上げて、こうして自分のアゴのラインやうなじをマジマジと別角度から見てみると、つくづく「・・・(TДT)」となります。
お見苦しくてすいません?。
現実を直視すると凹むけど、まぁ言うよりお見せした方が早いので、わざと強調して写してみました(笑)。
左が首を出した写真(この記事のためについこの間撮った)、右は髪で隠れるようにした写真(近年で一番長かった半年くらい前)です。

hairstyle_01.jpg hairstyle_02.jpg

現段階ではうなじが見えない方がよりパス度が上がるため、髪は極力切りすぎないように、特にサイドとバックには気を遣ってます。
ホルの効果で皆無だったモミアゲが多少は増えたから、サイドはまだいい。
しかし、未だにバックの長さに関してはほどほどにしてます。

「男に見える髪型」と「ボーイッシュな髪型」って、必ずしも同じだとは限らないじゃない?

以前は美容師さんにカミングアウトをしていなかったため、僕が一生懸命「男に見える髪型にしたい」と主張しても、美容師さんは「ボーイッシュな髪型」と勘違いして、思った以上に短く切ってくれたりとかして、美容院帰りには落ち込むことなども多々あった。
床屋に行くことも考えたものの・・・男性と同じように切られては結局パス度が落ちそうな気がして、思い切ってカミングアウトすることにした。
言わなくてもホルから来る異変は気づかれるだろうから、黙ってて気まずいよりは言ってしまおうと思って。

カムをしてからは、「男に見える髪型」と「ボーイッシュな髪型」のズレを美容師さんも察してくれて、パス度に配慮したカットをしてくれている。
メンズのヘアカタログを一緒に見ながらスタイルを相談できるようになったし、時間かかる時は女性雑誌じゃなくTokyo WalkerやSPA!なんかを置いてくれるように気遣ってくれてるし、本当に感謝してる。

そんなわけで、必ずしもという法則ではないけれど、「短くすれば男らしくなる(男に見える)」とは限らない。
近年は「男=短髪」という昭和以前的感覚の時代でもないから、短くしてもパス度が上がらないという人は、むしろ「長めにして、部分的に隠すことでパス度を上げる」という手法もアリだと思う。
実際、僕の場合はロンゲにしてパス度が下がったということはなかった(鬱陶しくて後半は束ねてたので、伸ばした意味なかったような気も・・・)。

短くしたらまた伸ばすまでに期間がかかるけど、長い分にはいつだって切れる。
いろんな角度で自分のルックスを研究しつつ、髪質を考慮してヘアスタイルを決めると効果的だと思います。
ヘアスタイルがパス度のネックになってるんじゃ?という不安を抱えてる人は、一度くらい試してみるのもいいかもしれない。
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