忍者ブログ

WILD HYBRID

40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 

2024/09/19  [PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • :2024/09/19/05:50

2013/04/02  ジェンダークリニック

去年の12月以来だから、4ヶ月ぶりのジェンダークリニック。
と言っても、最近の様子を話しに行くという感じ。

「最近はどんな感じですか?」と聞かれることに未だに慣れてなく、何話していいから分からずに緊張して汗かいちゃうんだけど、僕はジェンダークリニックの主治医と会うのは結構好きだ。
ふと性別について考える時はあるし、あるからこうしてブログに書いてる。
でも、普段あまり考えることは少なくなってきているので、改めて聞かれると話すことが思いつかなくて困る。
だから本当はこのブログでも見てもらった方がいいのかもしれない。
しかし、過去のカウンセリングについての記事内容が(医師に対しての苛立ちとかが)赤裸々過ぎて、とてもじゃないけど見せられない

医師に聞きたいことがない、訴えたいことがない、というのは、ある意味、自分で解決できてるんだろうし、満足もしているんだと思う。
(自虐ネタじゃないけど)性別ネタ的なエピソードで、真面目そうな先生を笑わせるのも結構楽しい。
今回でいけば・・・物件探しの時、行く先々の不動産屋にいちいちカミングアウトするのが面倒なので、戸籍に合わせて女性に見られようと奮闘したのだが、もうかなり無理があって、やればやるほど不審に見えたこと、とか。
バカウケしてくれると、こっちも俄然、次回更に面白いネタを持って行きたくなる(笑)。
何しに行ってんだろ?って感じだけど・・・

今回、人間ドックの結果を持って行き、血液検査結果の数値の話もしてきた。
血液検査の数値って、病院(正確には病院が検査を依頼する検査機関)によって、若干変わってくる。
だから病院によって高めに出たり低めに出たりすることもある。
今回、前々から問題になってる僕のヘマトクリット等の数値が高めに出ていた。
元々多血症で高めなのだが、それが更に高めに出たので、先生に「少しホルモンを減らした方がいいかもしれないですね~・・・」と言われた。
とりあえず、いつもの病院でもう一度検査し、結果を見てから・・・という話になったのだが、減らすといわれてもどれぐらい減らせばいいのだろうか?と悩んだ。

いろんな量、サイクルで打っている人がいるけど、大抵は3週250mgか、2週125mgがスタンダードだろう。
125mgで1アンプルだから、例えば100mgとか、200mgとか、半端にすると残りは棄てることになってもったいないので、ほとんどの人が1アンプルか2アンプルで打ち、あとは打つ間隔で調整していると思う。
僕の場合、125mgを2週間隔で打っているので、けして量としては多くない。
おまけに、血は濃くなっても、血中のテストステロン数値はどちらかというと低い方だ。
そのため、減らしてしまったらどうなるのかなぁってちょっと不安。
例えば生理(若しくは生理に似た出血)が始まったりしたら嫌だなぁ・・・とか。
それに、減らす方法にも悩む。
2週に1度の間隔は変えずに注射する量を減らして余りを破棄するのか、1アンプルという量は変えずに打つ間隔を変えるのか・・・。
前者は(破棄しても1アンプル開ければ薬代は同じだけかかるので)お金がもったいないし、後者だと曜日が不定期になって間違えそうで心配だ
とはいえ、血の濃さは自分の意思じゃどうにもならないので、困ったもんだ。

拍手

PR

2012/12/05  ジェンダークリニック

2日続けて病院。
今日は夏以来久々のジェンダークリニック。

今まで神奈川に通っていたんだけど、諸事情で今回から東京になった。
先生は同じ。
今日は初の東京での診察。

僕の場合、ホル注から先をまだ具体的には考えていない。
勿論、胸オペはできればしたいという願望はあるけど、今のところ切羽詰っていないし、その予定も立てていない。
だからカウンセリングといっても近況報告で、先生に顔を見せに行くという感じだ。

目的の治療(例えばホル注であるとか胸オペであるとかSRS)まで達してしまったら面倒になるのか、カウンセリングに行かなくなる人も多いという話も聞く。
実際、確かにクリニックに行くと、大半はこれから治療、もしくはオペという感じの若い人しか見かけない(たまたまかもしれないけど)。
たとえ目的の治療まで済ませてしまったとしても、一度ホルを始めてしまうと原則的には一生治療し続けるるわけだから、本当はたまにでもカウンセリングは行った方がいいと思うし、行ってほしいと個人的には思う。
自分のために、そして今後のGID医療のために。

とはいっても、これは当事者のスタンスだけでなく、医師側のスタンスもあるだろう。
いろんな医師がいると思うから、「治療が済んだんだから無理に来なくてもいいよ」的な雰囲気を出してる医師も、もしかしたらいるのかもしれない。
それはそれで医師に問題有りなような気もするが、少なくとも僕のところの先生はそういう医師ではないから、頻度は減らしたとはいえ、僕は今でも数ヶ月に一度カウンセリングに通っている。

専門的なGID治療はまだ始まったばかりだ。
治療というのは症例の積み重ねで、当事者の我々が情報提供していかなければ進歩はない。
とくにGIDの場合、メンタル的なものだから、目に見える肉体よりたくさんの症例があった方がいい。
焦っていた頃はイライラして「自分はモルモットなのか?」と考えたときも実は密かにあったけど、そういう不快な対応をされたことは一度もない。
それに、最近は「モルモットでもいいんじゃないか?」と自ら思っている。
基本、動物実験は大反対だが、その犠牲があって、昔死んでいたような病気でも簡単に治る現在がある。
僕の場合、命を犠牲にしなくても協力ができる。
・・・まぁ変わり者だし、性別としてのスタンスもあまり典型的ではないみたいだから、参考になるかは分からないけど

そんな感じで、いつものように先生に最近の様子を話しに行った。
このところはホルの変化も(良くも残念ながらも)落ち着いてきたし、日常生活であまり性別自体を意識することも随分減り、また不便な部分は不便な部分として慣れてしまい、目新しい話題があるわけではないのだが。
それでも、ホル前にあれだけ深刻に悩み苛立っていた自分が、まだオペしたわけでもないのにホルによってこれだけストレスが減って落ち着いたということは、『人によってはそういうパターンもある』ということで参考にしてもらえるんじゃないかと思ってる。

GIDの『治療』自体はホルなり胸オペなりSRSがゴールなのかもしれないが、実際はそこで全てが解決するとは限らない。
一生向き合っていかなければならない以上、むしろそこからどう生きていくか、それからどうなったか、が重要なんじゃないだろうか。
そしてそれを担当の医師に伝え続けることは、今後のGID治療に於いて、次世代への足がかりになってくれるんじゃないかな。
だから、もし可能な医療環境であれば、たまにでもいいからカウンセリングは続けてほしいと僕は思ってます。

・・・とか言いつつ、いつも先生に会うと緊張してしまい、話そうと思ってたことが頭から飛んでしまうんですが(笑)

拍手

2010/10/20  Aクリニック カウンセリング

注射の後は病院のはしごで、6月以来のジェンダークリニック。
医師とも久しぶりだ。
最近は患者数がどんどん増えているらしく、翌月の予約も取れなくなった。

しばらく来ていなかったので、不正出血のことや、それを止めるためにホルモン量を増やしたこと、そのため血液の数値があまりよろしくないことなどをざっと話した。
また、メンタルの面では、いろいろ楽になったことや、以前ほど周りの目、自分のカテゴリなどが気にならなくなったことも話した。
パス度が上がって困ることもあるが、何も治療しなかった頃よりも今の悩みの方がずっと気持ち的に楽で、楽観的にいられるし、ポジティブでもいられるのは事実だ。
以前医師に話した「イライラがひどい」「怒りのコントロールが利かなくなる」という問題も、だいぶ落ち着いてきている。

治療が始まって目的を達成してしまうと、ジェンダークリニックから足が遠のく人も少なくないらしい。
僕もさすがに毎月というのはキツいが(というかそのペースではもはや予約が取れないが)、今後も数カ月おきくらいの間隔で自分のことは報告していきたいと思っている。

・・・絵を書かされるのはちょっとイヤだが(笑)。

拍手

2010/06/02  Aクリニック カウンセリング

最近またしばらく書いていなかったが、今日は注射と共に、はしごでジェンダー外来の日でもあった。

ジェンダー外来は今年から、月1を2ヶ月1回に減らしている。
診断書が出てホルモン注射を去年の10月に開始し、今現在はまだその先の治療まで急いで考えてはいないため、そういうスパンにさせてもらった。

実際には、どれぐらいのスパンで来てくださいという規定みたいなものはない。
聞きたいこと、相談したいことがあればいつでも来てください、的な感じらしい。
ただ、かと言って全く来なくなってしまうのも心配なので、たまには近況を聞かせてください、ということだそうだ。
診断書をもらい、治療を済ませてしまうと来なくなる人もいるらしいが、原則的に一生続く治療にアドバイザーは不可欠だと僕は思う。
診断書欲しさや、身体ぶっ壊したりした時だけ泣きつくようなことはしたくないので、自分に無理のないスパンに変更してもらい、僕は通い続けたいと思っている。

僕自身は毎日鏡で自分を見ているので緩やかな変化にはあまり気づかないのだが、久しぶりに会う医師には変化がよく分かるようで、「だいぶ雰囲気出てきましたね」と笑って言われ、少々照れ臭かった。

今日は、臨床心理士によるカウンセリングがなくなってからだいぶ長いことやっていなかったテストを、抜き打ちでやらされた。
白い画用紙を渡され、「人を書いてください」と漠然と言われる、困ったあれだ。
まさかそう来るとは思ってなかったため、頭の中も画用紙のように真っ白になり、かなり書くのに手こずった。

拍手

2009/12/02  Aクリニック カウンセリング

最近めっきりカウンセリングについて書いてないので少しだけ(汗)。
もう何回目のカウンセリングは不明です。
 
診断書下りて、ホルモン治療は始まりましたが、引き続きクリニックには通ってます。
今後胸オペ、SRSまで目指す人は当然続くのですが、僕の場合、(今のところだけど)その先まではまだ考えてなく、それでもカウンセリングは一応続きます。
以前医師に尋ねたところ、徐々に頻度は減っていったとしても、たまには近況を報告しに来て欲しいと。
そんなわけで今のところまだ月1で通ってる。
 
今は突き詰めて自分と向き合う・・・みたいな内容ではなく、近況報告や心境の変化などを話して終わることがほとんどかな。
ホルモン治療に関しては産婦人科でやっているので、その状況や体調、身体の変化なども報告してる。
 
前回行ったのが1ヶ月前で、今回はホルモン注射と同日の今日。
今回は先生に「大分雰囲気出てきましたね〜」とも言われた。
125mgで打ってて自分で変化があまり分からないだけに、ひと月ぶりに会った医師にそう言われると、やっぱ多少は変わったんだなぁ、と、嬉しいような照れくさいような。
 
僕は病院が遠いため、いつも予約は最終時間にしてもらってる。
なので、以前はその時間になると他に患者は見かけなかった。
だけどここんとこは僕のほかに1〜2人見かけることが増えた。
前回はFTMの人が2人、今日は(おそらく)MTFの方が3人ほど。
受付の人とはもう顔見知りなので、「最近にぎやかになってきましたねぇ」なんて声かけたら、「そうなんですよ〜、最近多いんですよねぇ」なんて言ってた。
 
GIDが以前よりメジャーになり、GIDのタレントも出てきて、ガイドラインも設定され、治療も夢じゃなくなり、今まで息を潜めて悩みながら生きてた人たちがようやく自分から病院に通い始めるようになってきたのだろう。
 
来月またここに来る僕は、今度はどれぐらい変化してるのかな。
急いじゃいないけど、予想が出来ないので楽しみだ(笑)。

拍手