40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌
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先日書いたトイレ問題。
後からちょっと思いついたことがあったので、追記。
僕は何かにつけて病院に縁があるのだが、ちなみに病院ではあまりトイレ問題を感じたことがない。
まぁ健診や人間ドックで、検尿カップをどっちで出していいのか・・・というような状況に陥ったケースを除いて、ではあるが(笑)。
病院ではひとまずカミングアウトしてある気楽さもあるのかもしれない。
その他に、病院には身体に様々な事情を抱えた人が多くいるので、どんな人がどのトイレに入ろうが、男が『小』で個室を使おうが、気にしないし、されてもいないのではないか、という気もするのだ(特に近年は)。
病院という場所限定ではあるし、その医療機関によって、というのもあるだろうし、何よりパス度のこともあるかもしれないので断言はできないが、もしそういうのが大丈夫そうな空気が感じられる病院であったなら、慣れてない人でもあまり気にせず男子トイレに入ってみたらいいんじゃないかと思う。
余談になるが、僕はパス度がそこそこ上がってからは、誰でもトイレ?障害者用兼赤ちゃん連れ用トイレ?をほとんど使っていない。
理由は2つ。
ひとつは、車椅子、人工肛門の方、至急赤ちゃんのオムツを替えたいお母さんなど、本当にそこを必要としている人が、万一タイミング悪く自分のせいで使えない、という事態を極力避けたいから。
もうひとつは、かえってそこに入ってくことで、目立つ(「え、なんでこいつここに
入ってくの?」的な目で見られる)こともあるから。
ホルでパス度が上がってきたら、そこのところも客観的に見直してみるのもいいかもしれない。
ただし、僕もパス度にかなり悩み、低い時には本当にトイレについては困ってた人だから、男子トイレに入りづらく、誰でもトイレを選ばざるを得ない人の気持ちもよく分かる。
故に、まだまだ周りの目が気になる人は、誰でもトイレは気にせず使用してもいいんじゃないかと思ってるので、その辺は誤解なきよう。
トイレ我慢しすぎて、病気になったら元も子もないんだから(日常的にトイレ我慢するのは本当に身体に悪い)。
そういう僕も、その場その場の事情や状況でど~~~しても男子トイレに入れないって場合は、稀にではありますが、やはり誰でもトイレは使ってます。
後からちょっと思いついたことがあったので、追記。
僕は何かにつけて病院に縁があるのだが、ちなみに病院ではあまりトイレ問題を感じたことがない。
まぁ健診や人間ドックで、検尿カップをどっちで出していいのか・・・というような状況に陥ったケースを除いて、ではあるが(笑)。
病院ではひとまずカミングアウトしてある気楽さもあるのかもしれない。
その他に、病院には身体に様々な事情を抱えた人が多くいるので、どんな人がどのトイレに入ろうが、男が『小』で個室を使おうが、気にしないし、されてもいないのではないか、という気もするのだ(特に近年は)。
病院という場所限定ではあるし、その医療機関によって、というのもあるだろうし、何よりパス度のこともあるかもしれないので断言はできないが、もしそういうのが大丈夫そうな空気が感じられる病院であったなら、慣れてない人でもあまり気にせず男子トイレに入ってみたらいいんじゃないかと思う。
余談になるが、僕はパス度がそこそこ上がってからは、誰でもトイレ?障害者用兼赤ちゃん連れ用トイレ?をほとんど使っていない。
理由は2つ。
ひとつは、車椅子、人工肛門の方、至急赤ちゃんのオムツを替えたいお母さんなど、本当にそこを必要としている人が、万一タイミング悪く自分のせいで使えない、という事態を極力避けたいから。
もうひとつは、かえってそこに入ってくことで、目立つ(「え、なんでこいつここに
入ってくの?」的な目で見られる)こともあるから。
ホルでパス度が上がってきたら、そこのところも客観的に見直してみるのもいいかもしれない。
ただし、僕もパス度にかなり悩み、低い時には本当にトイレについては困ってた人だから、男子トイレに入りづらく、誰でもトイレを選ばざるを得ない人の気持ちもよく分かる。
故に、まだまだ周りの目が気になる人は、誰でもトイレは気にせず使用してもいいんじゃないかと思ってるので、その辺は誤解なきよう。
トイレ我慢しすぎて、病気になったら元も子もないんだから(日常的にトイレ我慢するのは本当に身体に悪い)。
そういう僕も、その場その場の事情や状況でど~~~しても男子トイレに入れないって場合は、稀にではありますが、やはり誰でもトイレは使ってます。
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またまたまたまたご無沙汰してしまいました。
書きたいネタはいろいろあるのに、時間が追い付かず、忘れた頃の更新で申し訳無いです。
最近忙しくてPC触る時間もかなり減り、更新が遅いと言うよりももはや放置に近い状況になってます。
細々ながらコメント等々を頂いているのに、そちらの返事も滞っていて本当にすみません。
追々改めてお返事させて頂きます。
更新を半年ほど怠っている間に、またいろいろな出来事や思いついたことがありました。
ひとつひとつの記事を丹念に書いて行くと、もうアップロードがいつになるか分かんないので、出来るだけざっと、駆け足で更新していきたいと思ってます。
今回の思い付きネタは、結構たくさんの方が興味あると思うトイレネタ。
【以下、お食事前、お食事中、お食事直後の方は、多少閲覧注意報】
明けましておめでとうございます(遅っ)。
またまたまた、かなりサボってしまいました。
更新しない間に、ボチボチ小規模にいろんなコトがありました。
まぁほとんどはカム系の話です。
しかも大体医療系です。
人間ドックで引っ掛かった胃と胆嚢のアフターをかかりつけの病院で診てもらってるんだけど、その病院では産婦人科と乳腺科にしかお世話になってないから、また新しい科で新しい医師に会ったわけです。
病院関係だと必ず性別は(と言うか、見た目の性別と戸籍上の性別との不一致が)バレるので、また1人性別を明かした相手が増えた、という感じ。
あ、正確には2人か。
消化器内科に次いで、消化器外科でも別の医師だったから。
内科の医師(30代ぐらいの女性)はあくまで事務的に接してくれてます。
外科の医師(僕と同い年の男性)は、わりとジェンダー系の話を振ってくれました(笑)。
なんか学会かなんかでタイに行ったことがあるらしくて、向こうの(SRSの)オペ技術はなかなかスゴイよね、みたいな絡みのもう少し突っ込んだ話を、オペしてない僕に話してくれました(笑)。
でも、見方も話も外科医の視点からだから、結構おもしろかったな~。
で、肝心の人間ドックで引っ掛かった部分に関しては、とりあえず危機性はなく経過観察中です。
その経過観察をするため、年明けてから胃カメラ&腹部エコーに来院しました。
胃カメラは、この1年で3回目なので、もう慣れたもんです(嫌だけど)。
腹部エコーは寝てりゃいいだけだし、ラク。
まぁ結果は特に問題なく、自覚症状がなければこのままで大丈夫でしょうってことだったんだけども。
その検査と診察が終わった後、会計に持ってくファイルを渡されたんだけど、その時に間違って本当なら病院側が持ってなきゃならないファイルまで渡されちゃったんだよね。
そんでそこに書いてあった注記がなかなかおもしろかったので、返す前に思わず(内緒で)写真を撮ってしまいました(笑)。
「気をつけて!!」
って、なんか危険な香りのするワルみたいじゃないですか(爆)。
でも、確かに本人確認の点では(パス度が上がってから)分かりにくくて申し訳ない気もしてるんだよね。
戸惑う向こう側の気持ちも分かるし(僕がホル打ってる病院は、性同一性障害として通院してるのは僕のみだから)。
なので、出来れば本当はもうカルテとか登録情報の名前の横に『※性同一性障害』みたいに入れてくれたらいいのにって思う。
「見た目男性です」より、意味通じやすいと思うし。
こういう、もう正真正銘イレギュラーな存在になってみると、その立ち位置から人間観察が出来ておもしろい。
カミングアウトしてる以上、相手はみんな僕の性別と(性同一性障害であるという)多少の事情を知ってる人なわけで、好意的若しくは好奇心を持って接してくれる人、ごくごく事務的若しくは出来るだけ余計に関わろうとしない人、医療従事者にもいろいろいたりして。
まぁさすがに仕事だから、あからさまに差別して来る人はほぼいないんだけどね(笑)。
またまたまた、かなりサボってしまいました。
更新しない間に、ボチボチ小規模にいろんなコトがありました。
まぁほとんどはカム系の話です。
しかも大体医療系です。
人間ドックで引っ掛かった胃と胆嚢のアフターをかかりつけの病院で診てもらってるんだけど、その病院では産婦人科と乳腺科にしかお世話になってないから、また新しい科で新しい医師に会ったわけです。
病院関係だと必ず性別は(と言うか、見た目の性別と戸籍上の性別との不一致が)バレるので、また1人性別を明かした相手が増えた、という感じ。
あ、正確には2人か。
消化器内科に次いで、消化器外科でも別の医師だったから。
内科の医師(30代ぐらいの女性)はあくまで事務的に接してくれてます。
外科の医師(僕と同い年の男性)は、わりとジェンダー系の話を振ってくれました(笑)。
なんか学会かなんかでタイに行ったことがあるらしくて、向こうの(SRSの)オペ技術はなかなかスゴイよね、みたいな絡みのもう少し突っ込んだ話を、オペしてない僕に話してくれました(笑)。
でも、見方も話も外科医の視点からだから、結構おもしろかったな~。
で、肝心の人間ドックで引っ掛かった部分に関しては、とりあえず危機性はなく経過観察中です。
その経過観察をするため、年明けてから胃カメラ&腹部エコーに来院しました。
胃カメラは、この1年で3回目なので、もう慣れたもんです(嫌だけど)。
腹部エコーは寝てりゃいいだけだし、ラク。
まぁ結果は特に問題なく、自覚症状がなければこのままで大丈夫でしょうってことだったんだけども。
その検査と診察が終わった後、会計に持ってくファイルを渡されたんだけど、その時に間違って本当なら病院側が持ってなきゃならないファイルまで渡されちゃったんだよね。
そんでそこに書いてあった注記がなかなかおもしろかったので、返す前に思わず(内緒で)写真を撮ってしまいました(笑)。
「気をつけて!!」
って、なんか危険な香りのするワルみたいじゃないですか(爆)。
でも、確かに本人確認の点では(パス度が上がってから)分かりにくくて申し訳ない気もしてるんだよね。
戸惑う向こう側の気持ちも分かるし(僕がホル打ってる病院は、性同一性障害として通院してるのは僕のみだから)。
なので、出来れば本当はもうカルテとか登録情報の名前の横に『※性同一性障害』みたいに入れてくれたらいいのにって思う。
「見た目男性です」より、意味通じやすいと思うし。
こういう、もう正真正銘イレギュラーな存在になってみると、その立ち位置から人間観察が出来ておもしろい。
カミングアウトしてる以上、相手はみんな僕の性別と(性同一性障害であるという)多少の事情を知ってる人なわけで、好意的若しくは好奇心を持って接してくれる人、ごくごく事務的若しくは出来るだけ余計に関わろうとしない人、医療従事者にもいろいろいたりして。
まぁさすがに仕事だから、あからさまに差別して来る人はほぼいないんだけどね(笑)。
え~、まただいぶブログの更新をサボってしまいました。
忙しかったのと、色々あったのとで3ヶ月近く(これ書いてる時点で既に8月下旬)。
その間、またいくつかのエピソードや考えたことがあったので、少しずつ書き加えて行こうと思います。
まずは、8月の今からさかのぼって7月21日(だったと思う)の出来事。
再び選挙がありました。
前回の『選挙』でも、内心ハラハラドキドキだったワケですが、今回も同じ気持ちを抱えて選挙に向かいました。
ただ、前回書いた「性同一性障害と書いた付箋を投票用紙に貼っておく」といった対策は取らず(っていうかすっかり忘れてた)、時間がなかったのでそのまま慌てて行きました。
さて、投票所での手順は前回書いたのと同じ。
最初に候補者の投票を済ませた後、比例代表制なので、今度は党に投票するため再び用紙を渡される。
その渡す人が心なしか「あれ?」っというようなリアクションをした気はしたが、特に何も聞かれずに用紙を渡されたので、僕は投票を済ませて会場を出ようとした。
いつもと違うことはその時起こった。
体育館を出て行こうとする僕に、係の人が追いかけてきて、
「○○○○○(本名)さん・・・ですか?」
と尋ねてきたのだ。
ここでうろたえると、何も不正なことしてないのに疑われそうなので、僕は
「はい、そうですが?」
と、だから何か?的なきょとんとした態度で答えた。
ただ、内心、絶対に性別に絡んで不審に思われたのは間違いないと思ったので、突っ込まれたら身分証まで出すつもりでいた。
しかし、係は
「そうですか。ですね。分かりました」
と、そのまま引き下がってしまったのだ。
僕もそれ以上弁明するタイミングを失い、なんだかもやもやした気持ちでそのまま会場を後にした。
係の人が追いかけてまで尋ねてきたのは、100%、台帳に書いてある性別と僕の性別が一致しないと思ったからである。
不審な行動はしてないし、当然のことながら不正投票ではないから、他に理由がない。
パス度が上がるということは嬉しいことだが、戸籍上は女である以上、やはりこういう場面では少々面倒である。
聞かれてもいないのにカミングアウトするべきか否か・・・と前回も迷っていたのだが、やはり今後はした方がよさそうだ。
次回は付箋に「性同一性障害。必要であれば身分証の提示をします」とでも書いておこう。
それにしても、選挙管理委員?の取った行動はあまりにも半端で、その人に対して怒ってもいないし恨みもないが、管理が無能としか言いようがない。
選挙には、友人と行った。
友人は一足先に投票を済ませて外で待っていて、僕は少し遅れて投票を済ませて出た。
まぁこんなことでもあるんじゃないかなぁ・・・と予測してのことだったのだが(笑)。
外で友人と落ち合って、僕は
「な~んか気分悪いなぁ。戻って身分証見せてこようか迷ったけど、さすがに戻りずらくてさ」
と、起こった出来事を話した。
「え~、そんなことがあったのか? 戻って見せてくればよかったじゃん」
と、友人。
「いやいや、やっぱ一旦出た選挙会場に戻るのはマズいよ」
「う~ん・・・。それにしても係もさ、わざわざ追っかけてきて声かけるくらいなら、いっそ身分証ぐらい確認するべきだよね。不正投票を疑われたって事実があるんだから、そこまで確認しもらわないと気分悪いじゃん?」
「ホントそうだよ。焦っちゃって見せて来なかった俺も悪いけど、あれじゃ呼びとめて確認する意味無いじゃん。仮に俺が不正投票しに来た張本人だったとして、○○○○○さんですか?って聞かれて、いいえ違いますって馬鹿正直に答えるはずないし」
「だよな。不審に思われた事実だけ確かで、潔白証明してないわけだから、後味悪いよな」
友人との会話はまさにその通りで、疑われた自分が言うのもなんだが、あれじゃ不正投票し放題な気がする。
台帳に生年月日や性別が記載してあるのは(多分してあるんだと思う)、最低限、まずは年齢と性別で本人かどうか判断するためなんじゃないだろうか。
70歳のはずが30代らしき風貌の人が来場してたり、女のはずが男が来場してたり、バレバレな不正投票を防ぐために投票用紙と台帳を照らし合わせてチェックする・・・んだよね?
だからおそらく僕の台帳には『女』と書かれていて、来た本人はどうやら『男』に見えたんで、本人か尋ねられたんだと思う。
年齢も、まぁ確かに僕は同年代ほど落ち着きがないが、かと言って20代に見えるほど若くもないし、50代に見えるほど老けこんでもいない(と思う)ので、引っ掛かったのはやはり性別であろう。
もし僕が不正投票を企むなら、その投票用紙の本人と同じ性別、年代の人を行かせるよ。
わざわざ女性の投票用紙に男行かせたりはしないなぁ(まぁその防衛策として投票用紙には名前以外何も書いていないんだと思うが)。
性別が違うって、決定的じゃん?
だったら、それに対して、身分証の提示を求めてもいいと僕は思う。
そこでクレーム付けたり逆ギレするヤツもいるのかもしれない。
それを懸念しての口頭確認のみだったのかもしれない。
けど、それじゃ数人が並んで監視してる意味ってまるで無いじゃん。
人件費の無駄遣いだよ、あれじゃ。
自分自身の証明が出来てないから僕も非常に後味悪く、あれならいっそ身分証求められた方がよっぽどスッキリ出来たな。
というか、不正投票を防ぎたいなら、そもそも投票権は20歳以上からあるんだから、投票用紙と見た目の目視だけでチェックするんじゃなくて、全員何かしらの身分証の提示を義務化、若しくは専用の身分証(性別欄は多様性に対応で)の発行をすればいいって思うのは極論かな。
そういうものがかえって嫌な人がいるのも分かるんだけど、ホルしてパス度上がって、だけど戸籍は元のまま・・・って状況だと、どうしても不便が多いのは確かで、そういう時にいちいちGIDってコトを口頭で説明しなくてもいい身分証が一つあると、個人的には本当に気がラクなんだけどなぁ・・・。
とにもかくにも、次回の選挙では何かしらの自主対策をしてかないとな。
忙しかったのと、色々あったのとで3ヶ月近く(これ書いてる時点で既に8月下旬)。
その間、またいくつかのエピソードや考えたことがあったので、少しずつ書き加えて行こうと思います。
まずは、8月の今からさかのぼって7月21日(だったと思う)の出来事。
再び選挙がありました。
前回の『選挙』でも、内心ハラハラドキドキだったワケですが、今回も同じ気持ちを抱えて選挙に向かいました。
ただ、前回書いた「性同一性障害と書いた付箋を投票用紙に貼っておく」といった対策は取らず(っていうかすっかり忘れてた)、時間がなかったのでそのまま慌てて行きました。
さて、投票所での手順は前回書いたのと同じ。
最初に候補者の投票を済ませた後、比例代表制なので、今度は党に投票するため再び用紙を渡される。
その渡す人が心なしか「あれ?」っというようなリアクションをした気はしたが、特に何も聞かれずに用紙を渡されたので、僕は投票を済ませて会場を出ようとした。
いつもと違うことはその時起こった。
体育館を出て行こうとする僕に、係の人が追いかけてきて、
「○○○○○(本名)さん・・・ですか?」
と尋ねてきたのだ。
ここでうろたえると、何も不正なことしてないのに疑われそうなので、僕は
「はい、そうですが?」
と、だから何か?的なきょとんとした態度で答えた。
ただ、内心、絶対に性別に絡んで不審に思われたのは間違いないと思ったので、突っ込まれたら身分証まで出すつもりでいた。
しかし、係は
「そうですか。ですね。分かりました」
と、そのまま引き下がってしまったのだ。
僕もそれ以上弁明するタイミングを失い、なんだかもやもやした気持ちでそのまま会場を後にした。
係の人が追いかけてまで尋ねてきたのは、100%、台帳に書いてある性別と僕の性別が一致しないと思ったからである。
不審な行動はしてないし、当然のことながら不正投票ではないから、他に理由がない。
パス度が上がるということは嬉しいことだが、戸籍上は女である以上、やはりこういう場面では少々面倒である。
聞かれてもいないのにカミングアウトするべきか否か・・・と前回も迷っていたのだが、やはり今後はした方がよさそうだ。
次回は付箋に「性同一性障害。必要であれば身分証の提示をします」とでも書いておこう。
それにしても、選挙管理委員?の取った行動はあまりにも半端で、その人に対して怒ってもいないし恨みもないが、管理が無能としか言いようがない。
選挙には、友人と行った。
友人は一足先に投票を済ませて外で待っていて、僕は少し遅れて投票を済ませて出た。
まぁこんなことでもあるんじゃないかなぁ・・・と予測してのことだったのだが(笑)。
外で友人と落ち合って、僕は
「な~んか気分悪いなぁ。戻って身分証見せてこようか迷ったけど、さすがに戻りずらくてさ」
と、起こった出来事を話した。
「え~、そんなことがあったのか? 戻って見せてくればよかったじゃん」
と、友人。
「いやいや、やっぱ一旦出た選挙会場に戻るのはマズいよ」
「う~ん・・・。それにしても係もさ、わざわざ追っかけてきて声かけるくらいなら、いっそ身分証ぐらい確認するべきだよね。不正投票を疑われたって事実があるんだから、そこまで確認しもらわないと気分悪いじゃん?」
「ホントそうだよ。焦っちゃって見せて来なかった俺も悪いけど、あれじゃ呼びとめて確認する意味無いじゃん。仮に俺が不正投票しに来た張本人だったとして、○○○○○さんですか?って聞かれて、いいえ違いますって馬鹿正直に答えるはずないし」
「だよな。不審に思われた事実だけ確かで、潔白証明してないわけだから、後味悪いよな」
友人との会話はまさにその通りで、疑われた自分が言うのもなんだが、あれじゃ不正投票し放題な気がする。
台帳に生年月日や性別が記載してあるのは(多分してあるんだと思う)、最低限、まずは年齢と性別で本人かどうか判断するためなんじゃないだろうか。
70歳のはずが30代らしき風貌の人が来場してたり、女のはずが男が来場してたり、バレバレな不正投票を防ぐために投票用紙と台帳を照らし合わせてチェックする・・・んだよね?
だからおそらく僕の台帳には『女』と書かれていて、来た本人はどうやら『男』に見えたんで、本人か尋ねられたんだと思う。
年齢も、まぁ確かに僕は同年代ほど落ち着きがないが、かと言って20代に見えるほど若くもないし、50代に見えるほど老けこんでもいない(と思う)ので、引っ掛かったのはやはり性別であろう。
もし僕が不正投票を企むなら、その投票用紙の本人と同じ性別、年代の人を行かせるよ。
わざわざ女性の投票用紙に男行かせたりはしないなぁ(まぁその防衛策として投票用紙には名前以外何も書いていないんだと思うが)。
性別が違うって、決定的じゃん?
だったら、それに対して、身分証の提示を求めてもいいと僕は思う。
そこでクレーム付けたり逆ギレするヤツもいるのかもしれない。
それを懸念しての口頭確認のみだったのかもしれない。
けど、それじゃ数人が並んで監視してる意味ってまるで無いじゃん。
人件費の無駄遣いだよ、あれじゃ。
自分自身の証明が出来てないから僕も非常に後味悪く、あれならいっそ身分証求められた方がよっぽどスッキリ出来たな。
というか、不正投票を防ぎたいなら、そもそも投票権は20歳以上からあるんだから、投票用紙と見た目の目視だけでチェックするんじゃなくて、全員何かしらの身分証の提示を義務化、若しくは専用の身分証(性別欄は多様性に対応で)の発行をすればいいって思うのは極論かな。
そういうものがかえって嫌な人がいるのも分かるんだけど、ホルしてパス度上がって、だけど戸籍は元のまま・・・って状況だと、どうしても不便が多いのは確かで、そういう時にいちいちGIDってコトを口頭で説明しなくてもいい身分証が一つあると、個人的には本当に気がラクなんだけどなぁ・・・。
とにもかくにも、次回の選挙では何かしらの自主対策をしてかないとな。
週末、市長選挙があった。
政治だなんだ、偉そうにブーブー言うなら投票しなけりゃ言う資格はないと、選挙は必ず行くようにしてる。
そんな習慣もあって、市長選挙へ出かけた。
近年、選挙では、ちょっとドキドキする。
選挙もまた戸籍(住民登録データ)に絡む事柄なので、ひともんちゃくあったら面倒だなぁという理由から。
今のところ何か言われたことはないが、今回は少々考えさせられた。
送られて来る投票用紙には、性別の記載はない。
だからそれはいいのだが、その用紙を持って会場に行くと、まずは台帳との照合が行われる。
そこに何がどう書いてあるのかは知らないが、もし性別が書いてあるのなら、パス度が上がっている場合は何か言われる可能性が無きにしも非ずなのだ。
今回僕は何も言われながったが、問題はその後。
台帳のチェックが終わるとチェックを入れた投票用紙を返され、それを持って次の係りの人に渡す。
その人は用紙を受け取って、機械で記入用紙を発行する。
その記入用紙を発行する際、押すボタンは2つあって、『男女』で振り分けられているのだ。
過去の選挙がどうだったのか、僕はあまりよく見ていなかったので覚えていないのだが、今回その係の人は『男』のボタンを押して用紙を発行した。
その時点で、おそらく台帳と数が合わなくなってるはずだ。
投票所は(夜だったため)あまり人もおらず、係員の人が静かに鎮座している状況だったし、そこでとても「あの・・・それ間違いです」とも言えず、僕はそのまま用紙を受け取り、投票をした。
投票用紙に自分の氏名を書くわけではないから、その票が無効になるということはおそらくないとは思うけど、パス度が上がると病院だけでなくそういう場面でもいろいろ配慮がいるのかもしれないなぁと感じた。
今回はたまたまそれ以外何も起こらなかったが、たとえばもし台帳に性別が記載されているとしたら、(記載の性別と見た目の性別が違うために)他人の投票用紙で投票に来たというあらぬ誤解を受ける可能性もないとは言えない。
その場でそういった面倒くさい問答をしたくなければ、投票用紙に付箋でも貼って、『性同一性障害です』と間接的にカミングアウトした方がいいんだろうか?などとも思った。
(台帳にどんなデータが記載されているかなど、詳しい人がいたらぜひ教えて下さい)
本音を言えば、なぜ記入用紙の発行が男女という性別の区別で分けられているのか(用紙に差はないと思うので、向こうのカウントの都合だと思うが)、それ自体が疑問でありナンセンスである。
ただ、それを言っても始まらない。
現時点ではそういった国のシステムなのだから、この国に住んでる以上は仕方がない。
ともかく現状、現実ではそうなっているんだし、規格外である自分がそれに対応していくしかない。
今は徐々に男女以外の性別も認知されてきていて、いずれはやり方そのものが変わっていく可能性もある。
戸籍変更までしていれば特に問題はないのかもしれないが、現在の時点で、治療中(特にパス度が高い場合)だと、思わぬアクシデントに遭う可能性もあるってことを書いておきたい。
だから現場で自分が面倒くさい事態に陥らないよう、少しでもいろいろと自ら防衛策を考えておく必要があるのかもしれない。
政治だなんだ、偉そうにブーブー言うなら投票しなけりゃ言う資格はないと、選挙は必ず行くようにしてる。
そんな習慣もあって、市長選挙へ出かけた。
近年、選挙では、ちょっとドキドキする。
選挙もまた戸籍(住民登録データ)に絡む事柄なので、ひともんちゃくあったら面倒だなぁという理由から。
今のところ何か言われたことはないが、今回は少々考えさせられた。
送られて来る投票用紙には、性別の記載はない。
だからそれはいいのだが、その用紙を持って会場に行くと、まずは台帳との照合が行われる。
そこに何がどう書いてあるのかは知らないが、もし性別が書いてあるのなら、パス度が上がっている場合は何か言われる可能性が無きにしも非ずなのだ。
今回僕は何も言われながったが、問題はその後。
台帳のチェックが終わるとチェックを入れた投票用紙を返され、それを持って次の係りの人に渡す。
その人は用紙を受け取って、機械で記入用紙を発行する。
その記入用紙を発行する際、押すボタンは2つあって、『男女』で振り分けられているのだ。
過去の選挙がどうだったのか、僕はあまりよく見ていなかったので覚えていないのだが、今回その係の人は『男』のボタンを押して用紙を発行した。
その時点で、おそらく台帳と数が合わなくなってるはずだ。
投票所は(夜だったため)あまり人もおらず、係員の人が静かに鎮座している状況だったし、そこでとても「あの・・・それ間違いです」とも言えず、僕はそのまま用紙を受け取り、投票をした。
投票用紙に自分の氏名を書くわけではないから、その票が無効になるということはおそらくないとは思うけど、パス度が上がると病院だけでなくそういう場面でもいろいろ配慮がいるのかもしれないなぁと感じた。
今回はたまたまそれ以外何も起こらなかったが、たとえばもし台帳に性別が記載されているとしたら、(記載の性別と見た目の性別が違うために)他人の投票用紙で投票に来たというあらぬ誤解を受ける可能性もないとは言えない。
その場でそういった面倒くさい問答をしたくなければ、投票用紙に付箋でも貼って、『性同一性障害です』と間接的にカミングアウトした方がいいんだろうか?などとも思った。
(台帳にどんなデータが記載されているかなど、詳しい人がいたらぜひ教えて下さい)
本音を言えば、なぜ記入用紙の発行が男女という性別の区別で分けられているのか(用紙に差はないと思うので、向こうのカウントの都合だと思うが)、それ自体が疑問でありナンセンスである。
ただ、それを言っても始まらない。
現時点ではそういった国のシステムなのだから、この国に住んでる以上は仕方がない。
ともかく現状、現実ではそうなっているんだし、規格外である自分がそれに対応していくしかない。
今は徐々に男女以外の性別も認知されてきていて、いずれはやり方そのものが変わっていく可能性もある。
戸籍変更までしていれば特に問題はないのかもしれないが、現在の時点で、治療中(特にパス度が高い場合)だと、思わぬアクシデントに遭う可能性もあるってことを書いておきたい。
だから現場で自分が面倒くさい事態に陥らないよう、少しでもいろいろと自ら防衛策を考えておく必要があるのかもしれない。
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プロフィール
Name: Jyn@Hybrid
Sex: おねにーさん→
→オバジサン?→
→オバジィサン?
→オバジサン?→
→オバジィサン?
Age: ミドルエイジな40代からの
シニアエイジに片足突っ込んだ50代
シニアエイジに片足突っ込んだ50代
WEB: wild_hybrid@Twitter
About:
TransgenderとかFtMって言葉にほのかな違和感がある。「男になりたい!」とか「男に戻りたい!」っていうよりは、ただ自分らしく自然に生きたいだけ。Sexual-MinorityとかGIDって言葉にはなんとかしっくりくる。確かにマイノリティなんだろうし、社会上ノーマルな価値観から見たらGenderのIdentityに「違和感を感じる」っていうある種の障害があるんだろうから(笑)。
男とか女とかじゃなくて、「見ての通りの自分です」でいいじゃん。どっちかになるためにどっちかを完全否定(排除?)するんじゃなくて、ハイブリッドでいいじゃん。生まれ持った性別は、度合いは違えど死ぬまで背負わなきゃならないんだから、妥協だって大切な選択肢じゃない?妥協点が人それぞれ違うだけで。
現在遂に50代到達( ;∀;)。40歳から第二の人生がスタート。40でジェンダークリニックに通院、41でホルモン治療開始のLate Starter。悩んできた過去は僕の財産。残りの人生は好きに生きたい。
カテゴライズが嫌い。固定観念や価値観の押しつけが嫌い。趣味は身体動かすことと引きこもること。
カカオ、Skype持ってますので、ご連絡の場合は拍手コメント(非公開)かTwitterのDMからIDご連絡ください。
男とか女とかじゃなくて、「見ての通りの自分です」でいいじゃん。どっちかになるためにどっちかを完全否定(排除?)するんじゃなくて、ハイブリッドでいいじゃん。生まれ持った性別は、度合いは違えど死ぬまで背負わなきゃならないんだから、妥協だって大切な選択肢じゃない?妥協点が人それぞれ違うだけで。
現在遂に50代到達( ;∀;)。40歳から第二の人生がスタート。40でジェンダークリニックに通院、41でホルモン治療開始のLate Starter。悩んできた過去は僕の財産。残りの人生は好きに生きたい。
カテゴライズが嫌い。固定観念や価値観の押しつけが嫌い。趣味は身体動かすことと引きこもること。
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