WILD HYBRID
40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌
2024/09/20 | [PR] |
2014/06/03 | 子宮内膜をリセット |
ホルモン治療を始めてから約4年半強。
微妙な変化はあるものの変化はほぼ落ち着き、5月27日で110本目の注射を打った。
他の人と比べたことが無いから分からないのだが(なので是非他の人の数値も教えて欲しいんだけど)、基本的に僕はテストステロン値はそれほどは高くなく、エナルモンデポーを打ってるわりにはエストラジオール(女性ホルモンの1種)の値が低くないらしい。
ちなみに、遊離テストステロン値はおおよそ6~14pg/ml(ほとんどは6~7pg/ml台)、エストラジオールはおおよそ57~25pg/ml(ほとんどは40~50pg/ml台)。
とは言っても、どちらの値についても「エナルモンが効いてない」ということじゃなく、あくまでも緩やかには効いているし、実際、男性ホルモンによる様々な変化もあれば、生理もずっと止まっている。
また、こういう結果が出る要因に、血中濃度を測定する検査のタイミングもあるとは思う(大抵ホル注の日に採血することが多いので、テストステロン値は下がってきてるだろうし、それに伴いエストラジオールが上がってきてても不思議じゃない)。
さて、生理が止まり、子宮の自浄作用がないまま数年間、しかし子宮も全摘してないため、僕は毎年1回は子宮がん検査(頚がん検査)を受けている。
体がん検査は受けていないが、エコーで診てもらってその前兆的な症状がない限りは、それほど心配しなくてもいいらしい。
その前兆的な症状というのが、子宮内膜が厚くなることなんだそうだが、今回久しぶりにエコーで内診してもらったら、若干だが子宮内膜が厚くなっている、と言われた。
幸い、現段階で子宮がんを疑うような厚みではない(とのこと)。
ただ、約1年前4mmだった内膜が今回6mmになっており、内膜の厚みが増すと子宮がんのリスクもそれに比例してしまうこともあるので、今回先生が「ここらで一度リセットしときましょうか」と提案。
リセットとはつまり、錠剤の黄体ホルモンを飲んで内膜をあえて厚くし、その服用を7日目で止めることによって刺激を与え、内膜を薄くさせる、若しくは剥がれ落ちればしめたもん(いわゆる生理が来ればなお良し)、ということらしい。
まぁ早い話、薬で内膜を更に育てて、その摂取を止めることによって人工的に生理を起こす・・・というようなことらしいのだが、4年半エナルモンデポー(男性ホルモン)を投与し続けた僕の身体の場合は出血まで至るかどうかも分からない、というのが実際のところなんだそうだ。
処方されたその黄体ホルモンを、飲まなきゃと思いながらもさすがに(抵抗があって)即座に飲めなかった僕は、以前よく診てもらっていた婦人科の先生にも相談することにした。
それが6月3日。
GIDには結構詳しいし、理解も深い先生だ。
その先生にも内診してもらったところ、やはりホル打ってるわりには内膜がちょっと厚くなってきてるかな?、と。
僕はエストラジオール値も高めなので、そのせいもあるのかもしれないが、まぁリスクを減らす意味でもリセットはいい方法ではないか、と言われた。
(↑気になるなら体がん検査する?と言われて、ビビって辞退した小心者)
で、せっかくリセットするなら、出来るだけその効果を上げる可能性を増やした方がいいということで、先生と『ホルのスパンと服用のタイミング』を相談した。
薬を処方してくれた先生は特に指定なく「飲めばOK」という感じだったが、それよりは「注射を1回休んで、男性ホルモン値が低くなってるタイミングで飲んだ方が、黄体ホルモンが効きやすい可能性は高い」ということで、納得の上、そうすることに。
そんなわけで、僕は次のようなスケジュールを立てた。
5月27日 ホルモン注射
6月10日 ホルモン注射をキャンセル
6月11~17日 ノアルテン(黄体ホルモン錠剤)を服用
6月19~22日 出血の可能性のある期間
6月24日 出血の状態によってホルモン注射をキャンセル
6月26日 先生の診察と(内膜の状態が改善していれば)ホルモンの再開
飲むのは黄体ホルモンのみなので、さほど大きい影響(変化)はないだろうと先生は言っていたが、短期間にしろエナルモンデポーを中断してのノアルテンなので、まったく何も変わらないってこともないかもしれない(というか、既に全てが終わってからこれを書いているので、結論として多少の影響は体感した)。
そんなせっかくの初体験(笑)なので、手短ではあるけど、その様子をブログに書いてみようと思う。
同じ、もしくは別の理由で、ホル注を一時中断しなきゃならない人、黄体ホルモンを飲まなきゃならなくなった人などに参考になればと思います(ちなみにこれは既にホル注を再開した6月28日に書いています)。
微妙な変化はあるものの変化はほぼ落ち着き、5月27日で110本目の注射を打った。
他の人と比べたことが無いから分からないのだが(なので是非他の人の数値も教えて欲しいんだけど)、基本的に僕はテストステロン値はそれほどは高くなく、エナルモンデポーを打ってるわりにはエストラジオール(女性ホルモンの1種)の値が低くないらしい。
ちなみに、遊離テストステロン値はおおよそ6~14pg/ml(ほとんどは6~7pg/ml台)、エストラジオールはおおよそ57~25pg/ml(ほとんどは40~50pg/ml台)。
とは言っても、どちらの値についても「エナルモンが効いてない」ということじゃなく、あくまでも緩やかには効いているし、実際、男性ホルモンによる様々な変化もあれば、生理もずっと止まっている。
また、こういう結果が出る要因に、血中濃度を測定する検査のタイミングもあるとは思う(大抵ホル注の日に採血することが多いので、テストステロン値は下がってきてるだろうし、それに伴いエストラジオールが上がってきてても不思議じゃない)。
さて、生理が止まり、子宮の自浄作用がないまま数年間、しかし子宮も全摘してないため、僕は毎年1回は子宮がん検査(頚がん検査)を受けている。
体がん検査は受けていないが、エコーで診てもらってその前兆的な症状がない限りは、それほど心配しなくてもいいらしい。
その前兆的な症状というのが、子宮内膜が厚くなることなんだそうだが、今回久しぶりにエコーで内診してもらったら、若干だが子宮内膜が厚くなっている、と言われた。
幸い、現段階で子宮がんを疑うような厚みではない(とのこと)。
ただ、約1年前4mmだった内膜が今回6mmになっており、内膜の厚みが増すと子宮がんのリスクもそれに比例してしまうこともあるので、今回先生が「ここらで一度リセットしときましょうか」と提案。
リセットとはつまり、錠剤の黄体ホルモンを飲んで内膜をあえて厚くし、その服用を7日目で止めることによって刺激を与え、内膜を薄くさせる、若しくは剥がれ落ちればしめたもん(いわゆる生理が来ればなお良し)、ということらしい。
まぁ早い話、薬で内膜を更に育てて、その摂取を止めることによって人工的に生理を起こす・・・というようなことらしいのだが、4年半エナルモンデポー(男性ホルモン)を投与し続けた僕の身体の場合は出血まで至るかどうかも分からない、というのが実際のところなんだそうだ。
処方されたその黄体ホルモンを、飲まなきゃと思いながらもさすがに(抵抗があって)即座に飲めなかった僕は、以前よく診てもらっていた婦人科の先生にも相談することにした。
それが6月3日。
GIDには結構詳しいし、理解も深い先生だ。
その先生にも内診してもらったところ、やはりホル打ってるわりには内膜がちょっと厚くなってきてるかな?、と。
僕はエストラジオール値も高めなので、そのせいもあるのかもしれないが、まぁリスクを減らす意味でもリセットはいい方法ではないか、と言われた。
(↑気になるなら体がん検査する?と言われて、ビビって辞退した小心者)
で、せっかくリセットするなら、出来るだけその効果を上げる可能性を増やした方がいいということで、先生と『ホルのスパンと服用のタイミング』を相談した。
薬を処方してくれた先生は特に指定なく「飲めばOK」という感じだったが、それよりは「注射を1回休んで、男性ホルモン値が低くなってるタイミングで飲んだ方が、黄体ホルモンが効きやすい可能性は高い」ということで、納得の上、そうすることに。
そんなわけで、僕は次のようなスケジュールを立てた。
5月27日 ホルモン注射
6月10日 ホルモン注射をキャンセル
6月11~17日 ノアルテン(黄体ホルモン錠剤)を服用
6月19~22日 出血の可能性のある期間
6月24日 出血の状態によってホルモン注射をキャンセル
6月26日 先生の診察と(内膜の状態が改善していれば)ホルモンの再開
飲むのは黄体ホルモンのみなので、さほど大きい影響(変化)はないだろうと先生は言っていたが、短期間にしろエナルモンデポーを中断してのノアルテンなので、まったく何も変わらないってこともないかもしれない(というか、既に全てが終わってからこれを書いているので、結論として多少の影響は体感した)。
そんなせっかくの初体験(笑)なので、手短ではあるけど、その様子をブログに書いてみようと思う。
同じ、もしくは別の理由で、ホル注を一時中断しなきゃならない人、黄体ホルモンを飲まなきゃならなくなった人などに参考になればと思います(ちなみにこれは既にホル注を再開した6月28日に書いています)。
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