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WILD HYBRID

40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 

2024/09/20  [PR]

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  • :2024/09/20/00:02

2012/10/15  ミクロゲンパスタについて

ミクロゲンパスタの情報や効果について検索している方が多いようなので、僕の知っている限りの情報と実際に僕の使用した感想をまとめてみたいと思う。
以前、使い途中に一度感想を書いたのだが、あまりにもざっくりすぎて、ミクロゲンパスタが医薬品であることや使用上の注意が必要なことまできっちり書けなかったので・・・。
内容的には前回と重複する部分も多々あると思いますが、どうか御勘弁ください。

『ミクロゲンパスタ』とは、第一類医薬品の塗り薬である。
製造販売元の啓芳堂製薬株式会社の説明では、下記のように記載してある。

まゆ毛を濃く育てたい方、体毛が満足に生えないでお悩みの方へ。
顔と体に生える硬毛の生育に効くクリーム状の外用剤です。
毎日1〜2回、目的の部分へ塗るだけでよいのですが、即効性ではありませんから、2〜3週間以上続けてお使い下さい。
男性、女性いずれにも有効ですが、頭髪とマツ毛には使用できません。
この医薬品は、薬剤師から説明を受けて、「使用上の注意」をよく読んでお使いください。


外用発毛促進育毛剤ミクロゲンパスタ(製造販売元:啓芳堂製薬株式会社)の基本情報


クリーム状の発毛促進育毛剤で、主成分はテストステロン。
つまりは男性ホルモン。
第一類医薬品については、Wikiに下記のように説明されている。

その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品のうち、特に注意が必要なものや、新規の医薬品。後述するスイッチOTCやダイレクトOTCが該当する。
販売できるのは薬剤師の常駐する店舗販売業や薬局のみである。
薬剤師が、情報提供を購入者に積極的に説明する義務がある。
その為、全ての製品において、広告では「この医薬品は、薬剤師から説明を受け、使用上の注意をよく読んでお使いください」と表示される(ただし、第一類医薬品の風邪薬・解熱鎮痛薬においては表示内容が一部異なる)。
このため、店舗販売業において薬剤師が不在になった場合は販売できない。
また、通信販売での入手は原則不可となっている。
なお、薬局では薬剤師が不在となった場合は、店舗自体を閉める必要がある。
第一類医薬品は薬剤師による情報提供が必要であり、購入者から情報提供不要の申し出があった場合においても、薬剤師が必要と判断した場合には、積極的に情報提供を行わせる必要があること。
また、薬剤師以外が情報提供を行うことがないよう(相談は可)、登録販売者または一般従事者から薬剤師への伝達の体制及びその方法を手順書に記載することが望ましいこととされている。
なお、薬事法第36条6項4号で医薬品を購入し、又は譲り受ける者から説明を要しない旨の意思の表明があった場合には適用しないこと。
ただし、相談があった場合は全ての医薬品について義務となっている。
店舗における登録販売者および一般従事者による販売・授与は、薬剤師の管理・指導の下で可能とされている。


要するに、ネットで手軽に入手するのは難しい部類のものだ。
FtMのサイトLAUXES(旧アジアンドラッグ)には、2009年6月の改正薬事法によりネット販売が出来なくなったと書いてある。
僕が入手したのはネットだったが、個人輸入的な扱いで、購入の際「過去に購入した事はあるか?」などの質問をされた。
販売店の説明書きには下記のようにある。

「ミクロゲンパスタ 6g」は、2種類のテストステロン(男性ホルモン)を主剤につくりあげた、吸収されやすいクリーム状の発毛促進育毛剤です。
頭髪以外のヒゲ・胸毛・性毛などの硬毛は、男性ホルモンの働きがその生育に影響していると考えられています。そのため本品を塗布することにより、マユ毛・ヒゲ・胸毛・腋毛・性毛など、頭髪以外の部分に生える硬毛の発毛促進に効果があります。


とりわけヒゲや体毛を望むFtMにとっては気になる製品で、例にも漏れず、数年前僕も気になった。
勿論FtMだけでなく、眉や体毛、ヒゲが薄くコンプレックスに思っている男性にとっても気になる製品だと思う。

僕はとにかく女性も羨むほどの無駄毛の無さで(笑)、腕や足の無駄毛処理など一度もしたことがなかったほど何も生えていなかった。
ただ、あまりに無駄毛がない故に、眉も多少薄く、何よりモミアゲも遅れ毛すら皆無で、男性らしさを求めるには厳しい状況だった。

同じような人にしか分からないと思うが、髪を短くしても、モミアゲがないとかえって女性らしさが際立つ。
最近はホスト系のヘアスタイル(?)で、サイドの髪を多めに残してモミアゲ風にするというスタイルもあったりするが、それは僕の望んでいるものではない(御不快に思われたら申し訳ないのですが、ただ単に昭和世代の感覚のズレです)。

そんなワケで、ホルモン治療をしたい理由の中のひとつには「モミアゲが欲しい!」というのも結構大きかった(笑)。
もちろんヒゲが欲しいというのもあったけど、治療始めた年齢が年齢で半分あきらめていたので、モミアゲの方が切実だった。

しかし、ただでさえ毛が薄い体質故ホル治療だけでは不安で、何かないかと調べていたらミクロゲンパスタに辿り着いたのだ。
6gで700円台(送料別)という手頃さもあり、僕は早速2本セット1400円弱というのを購入して試してみた。

本来は1日1〜2回の塗付らしいが、クリームでベタベタするため、寝る時のみ、1日1回だけ塗付した。
ベタベタするというだけじゃなく、臭いがたまらん?というのもあった。
気になるならないは個人差あるのかもしれないけど、なんだかオヤジくさい臭いがするのだ(泣)。
オヤジのちょっと脂っぽい臭いというかなんというか・・・。
いや、年齢的にオヤジ云々言える立場ではないが(汗)、1日中この臭いと過ごすのは嫌で、寝る時だけオヤジの臭いに包まれて眠った(涙)。
また、副作用として、主成分がテストステロンだけに、ニキビ(吹き出物)なども懸念されたので、ほどほどで試すことにした。

既にホル治療を始めていたから、ミクロゲンパスタ単体のはっきりした効果については曖昧だ。
効果がミクロゲンパスタによるものなのか、ホル注によるものなのかは、自分でもよく分からない。
だから、もしこの記事を男性が読んでいたら、参考にはならないかもしれない(汗)。
しかし、男性は僕の打っているテストステロンを自家生産しているわけで、条件は近からずにしても遠からずなんだろうか?

結論ははっきりと言えないが、感想としては、若干は効果ある・・・かも?という感じだった。
僕は主にモミアゲ、ついでに眉と口まわりに塗っていたけれど、少しは濃くなった気がした。
ただそれがホル注による変化だったのか、ミクロゲンパスタによるものなのかは何とも言えない。
個人差もあるだろうし、価格的には手頃だから、試してみるのも悪くないと思う。
使用方法を誤らなければ、気持ちの面での安心感や期待感が得られるというのはあるかもしれないし。

結局、僕は1本6gを1本半使用したところで、いつのまにか中止してしまった。
ニキビや皮脂が気になったというのもあった。
また、注射でテストステロンを投与している関係上、過剰摂取が心配になったというのもある。
塗付したテストステロンは皮膚から吸収され、結局は肝臓を経由して身体に行きわたるからだ(ちなみに注射も経口錠剤なども当然肝臓を経由する)。

ホル注も、いくら多量投与しても、ある数値から頭打ちになる。
効果の量というのは、個人差はあるが決まっていて、多量摂取及び投与したからといって比例して効果が出るわけではない。
過剰に投与すれば、肝臓などの臓器に負担をかけるだけの結果となる。
そんなわけなので、FtMも男性も使用は適量をほどほどに・・・と思います。
どうかあまりムチャはしないでください。

余談ですが、ミクロゲンパスタと似た薬品で、大東製薬工業の『グローミン』という製品もあります。
こちらも主成分は男性ホルモンのテストステロンとなります。
ただし、こちらは外用育毛剤のミクロゲンパスタと違って、経皮吸収テストステロン軟膏剤と記載されており、効能は下記のようになってます。

男性ホルモン分泌不足による性器の神経衰弱の諸症即ち勃起力減退、早漏、陰萎、性欲欠乏、性感減退、遺精、睾丸欠落症、先天性睾丸発育不全。脳下垂体性腺ホルモンが無効の潜伏睾丸。女性恥部無毛症、乳汁の分泌抑制。


経皮吸収テストステロン軟膏剤グローミン(製造販売元:大東製薬工業)の基本情報

【大東製薬工業】男性ホルモンの補充に「グローミン」公式ページ


テストステロンが主な成分だから同じようなものだとは思うんだけど、こちらの方は10gで4500円とちょっと高価・・・(汗)。
いずれにしても、使用説明をよく把握して、安全に使用して欲しいと思います。
特に、FtMはホル注で既に身体に負担をかけているわけだから、慎重に(出来れば主治医と相談してから)使用してください。

最後に、注意書きにもあると思うけど、絶対守った方がいいのは頭髪・頭皮に塗らないこと!
頭髪・頭皮に塗りたい人は、薄毛や生え際の後退を気にしてのことだと思いますが、余計にハゲる恐れがあります。
少なくとも、頭髪が増える、太くなることはないと思われますので、くれぐれもご注意ください。

男性ホルモンは元々、加齢と共にハゲる効果というか作用があります(勿論個人差ありますが)。
と、いうよりも、男性の副腎で作られている女性ホルモンが頭髪が薄くなるのを抑制してくれています(そのため女性も閉経後は著しい女性ホルモンの減少で薄毛になったりします)。
ですから、例えばFtMが男性ホルモンの投与を始めると、同じように薄毛のリスクは上がります。
男性と女性では、男性ホルモンと女性ホルモンの対比量は逆の形で絶対数が違いますけどね。

いくら体毛が濃くなるといっても、ミクロゲンパスタ(若しくは類似の男性ホルモン剤)を頭皮・頭髪に塗ってしまうと、髪が生えたり太くなるどころか、逆に更に薄くなる恐れが出てきます。

また、男性の場合、前立腺肥大の方はくれぐれもご使用をお控えください。
前立腺肥大自体が、男性ホルモンによる症状ですので、更に男性ホルモンを補充してしまうと悪化する恐れがあります。

その2点だけは、くれぐれも勘違いやムチャをしないように、医薬品ですので使用上の注意書きをよく読んでから正しくご使用ください。

余談ですが、ヒゲに関しては、株式会社ジェイワイから販売されている『髭レーベン』という医薬部外品がありました(使ってないので効果のほどは分かりませんが)。
頭髪の育毛剤ってあれだけ種類あるのに、ヒゲをターゲットにした商品って意外とないんだなぁ・・・。
海外から個人輸入するような成分の分からない怪しい品物まで検索範囲に入れればもっとあるのかもしれないけど・・・育毛剤で検索すると成分的に結構ヤバい物もあるらしいのであまりお勧めはしないです?。


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