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40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 
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エナルモンデポー125mgを右ケツに注射。

さて、実は先月から少々困ったことが起きていた。
ホンの微量で短期間だが、出血があったのだ。
下着にもつかないほどの量なのと、もともと不正出欠慣れしてる自分なので、さほど落ち込まず先月は様子見にしたのだが、今月もまたもや同じぐらい微量の出血があった。

前回の出血から今回の出血までの期間は、約4週間。
ってことは、不正出血でなく微量の生理?
しかしホルモン治療を始めて半年以上経った今更?

いろいろ悩んではみたが、自分で結論を出せるはずもないので、本日婦人科の医師に相談してみた。
去年の暮れに子宮ガンの検査はしてもらったし、おそらく大丈夫だろうということではあったが、万が一でもそうであったら怖いと思ったので、今回もまた検査をしてもらうことにした。
内診、エコーでは共に異常なし。
病理検査の結果は次回来るまで分からないが、おそらく心配はないだろうということだった。

それはそれでホッとしたが、だったらなんで出血したのだろう。
医師の意見としては、おそらくホルモンバランスの問題ではないか、ということだった。
つまり、男性ホルモンが女性ホルモンを抑え切れてない、ということらしい。

微量に生理があるのなら、多少なりとも浄化作用が残っているということで、子宮ガンの確率が減ったりしないかな・・・とか、女性ホルモンの力が多少なりとも強ければ、ハゲるのを抑制してくれるんじゃないか・・・とか、いろいろ素人考えで楽観的に思案してみたりもしたが、ホルモンを注射しているのに出血があるということは、やはり不愉快を通り越して切ない。

医師と相談した結果、対処法としては、注射するホルモンの量を増やすか、スパンを短くして打つのがベストではないか、ということに。
ただ、ホルモンの分量を増やすということは、身体の負担やリスクも増えるということになる。

で、とりあえずの結論として、月1に1〜2日の微量な出血であれば、様子見で我慢して、ひどくなるようなら増量を検討する、という方向性になった。

本日の医療費はいつもの注射代1640円と、内診及び病理検査料で1020円の、合計2660円也。

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変化と言えば、相変わらず体毛関係かな。
特にスネ毛なんかが徐々に、でも確実に濃くなってきている。
まぁ相変わらず遠目に見たら分からない程度だが、それでも女性の毛深さとはまた違った濃さになってきた。
毛の長さが長く、産毛と違ってちょっとチリチリしてると言うか・・・。
上腕の裏側も、なんだがちょっと産毛の濃いの生えてきていて、へそ周りの毛も増えてきた。

ヒゲに関しては、また微妙に濃くなったのかな。
鼻の下のヒゲは、毛の1本1本は男のものほどしっかりと太い毛ではない。
どちらかと言うと産毛に近いのだが、産毛より硬さがあって、触ると分かる。
顎の下にもヒゲが生えてきているのだが、こちらはポツリポツリと数えられる程度で貧相だ。
だが、毛の質は口周りのものよりしっかり太くて、大して生えてないのに触るとゾリゾリする。
不思議と、口周りのヒゲは一度剃ってしまうと元の濃さに戻るまで1〜2週間かかるのに対し、顎のヒゲは1〜2日単位で伸びてくる。

声の低さはやや安定してきた感じだが、それでもまだ多少の波はある。
実はまだ安定してないせいなのか、それとも声変わりをして声帯が弱くなったのか、あまり大きい声が出ない。
出すとすぐ声枯れする。
以前は何時間カラオケで熱唱しても全く平気だったので、少々戸惑っている。

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エナルモンデポー125mgを左ケツに注射。

本日の医療費も注射のみで1640円也。

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最近またしばらく書いていなかったが、今日は注射と共に、はしごでジェンダー外来の日でもあった。

ジェンダー外来は今年から、月1を2ヶ月1回に減らしている。
診断書が出てホルモン注射を去年の10月に開始し、今現在はまだその先の治療まで急いで考えてはいないため、そういうスパンにさせてもらった。

実際には、どれぐらいのスパンで来てくださいという規定みたいなものはない。
聞きたいこと、相談したいことがあればいつでも来てください、的な感じらしい。
ただ、かと言って全く来なくなってしまうのも心配なので、たまには近況を聞かせてください、ということだそうだ。
診断書をもらい、治療を済ませてしまうと来なくなる人もいるらしいが、原則的に一生続く治療にアドバイザーは不可欠だと僕は思う。
診断書欲しさや、身体ぶっ壊したりした時だけ泣きつくようなことはしたくないので、自分に無理のないスパンに変更してもらい、僕は通い続けたいと思っている。

僕自身は毎日鏡で自分を見ているので緩やかな変化にはあまり気づかないのだが、久しぶりに会う医師には変化がよく分かるようで、「だいぶ雰囲気出てきましたね」と笑って言われ、少々照れ臭かった。

今日は、臨床心理士によるカウンセリングがなくなってからだいぶ長いことやっていなかったテストを、抜き打ちでやらされた。
白い画用紙を渡され、「人を書いてください」と漠然と言われる、困ったあれだ。
まさかそう来るとは思ってなかったため、頭の中も画用紙のように真っ白になり、かなり書くのに手こずった。

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エナルモンデポー125mgを右ケツに注射。

最近だんだんニキビがひどくなってきている。
まぁ覚悟の範疇なので仕方ないとはあきらめているが、結構あとになってから来るもんだなぁと少々驚き。

不幸中の幸いで、顔に関しては、まだほとんど出ていない。
ひどいのは、背中、肩、腕、胸の順だ。
背中に関しては自分で薬を塗れないため、野放し状態にせざるを得ないのがつらい。

そういえば、面白いことに、身体のおおよそ右半身に集中している。
そしてさらに面白いことに、身体の変化(主に体毛)も右半身の方がやや強く出ている。
もちろん、極端ではないが・・・(右側ばっかが毛むくじゃらになったら怖い)。
これに何か因果関係はあるのだろうか。

以前感じていた副作用によるっぽい不調も、最近はだいぶ落ち着いてきた。
動悸、頭のうっ血感などである。
ホルモンが身体に馴染んできたのか、自分自身がその不調に慣れてしまったのか、よく分からない。
いずれにしても、以前ほど気にならなくなった。

本日の医療費は注射のみで1640円也。

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プロフィール
Name: Jyn@Hybrid
Sex: おねにーさん→
    →オバジサン?→
    →オバジィサン?
Age: ミドルエイジな40代からの
    シニアエイジに片足突っ込んだ50代
About:
TransgenderとかFtMって言葉にほのかな違和感がある。「男になりたい!」とか「男に戻りたい!」っていうよりは、ただ自分らしく自然に生きたいだけ。Sexual-MinorityとかGIDって言葉にはなんとかしっくりくる。確かにマイノリティなんだろうし、社会上ノーマルな価値観から見たらGenderのIdentityに「違和感を感じる」っていうある種の障害があるんだろうから(笑)。
男とか女とかじゃなくて、「見ての通りの自分です」でいいじゃん。どっちかになるためにどっちかを完全否定(排除?)するんじゃなくて、ハイブリッドでいいじゃん。生まれ持った性別は、度合いは違えど死ぬまで背負わなきゃならないんだから、妥協だって大切な選択肢じゃない?妥協点が人それぞれ違うだけで。
現在遂に50代到達( ;∀;)。40歳から第二の人生がスタート。40でジェンダークリニックに通院、41でホルモン治療開始のLate Starter。悩んできた過去は僕の財産。残りの人生は好きに生きたい。
カテゴライズが嫌い。固定観念や価値観の押しつけが嫌い。趣味は身体動かすことと引きこもること。
カカオ、Skype持ってますので、ご連絡の場合は拍手コメント(非公開)かTwitterのDMからIDご連絡ください。
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