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WILD HYBRID

40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 

2024/09/22  [PR]

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  • :2024/09/22/17:39

2010/02/18  賛否両論

先日触れた、「また批判されちゃうかも」の話の続きをちょろっと。

ハゲの話とは全く関係ないが(笑)、要するに、マイノリティの中でもマジョリティとマイノリティがいて、マジョリティと異なる考えを言ったりすると批判されたり叩かれたりするって話。

以前ブログで、「賛否両論あるかもしれないけど、レディースデーに女性料金で映画を観た」と書いたら、案の定批判を食らった。
「自分は否定派だし、それはやらないな。周りを混乱させたり、周りに迷惑かけてもいいなら、好きにすれば?」みたいな嫌味っぽいことを言われたんだっけかな。

忍者ブログに引っ越す前の出来事だったので、ここにそのコメントは残ってないが、それも含めてちょっと感じてることがあるので書こうと思う。

はっきり言って、必死に他人を批判する人間の気が知れない。
いや、批判的な意見を持つこと自体は自由だし、いいのだ。
人それぞれ考え方は違うから、賛同者もいれば反対者もいるだろう。
議論の場では、それを用いて意見を闘わせることも必要だし、それによって新しい考え方が生まれたり、人と人とが分かりあえたりすることもある。

ただ、それを他人のブログで言い逃げみたいに主張する必要はあるのだろうか、と甚だ疑問である。
その人はその人の考えと信念があるのだろう。
しかし、僕にも僕の考えと信念がある。
互いに、そこに辿り着くまでには、全く違った人生で様々な経験をし、様々に痛い思いもし、様々に悩み苦しんで至ったはずだ。
だったらそれでいいではないか。
最終的に至った結論が違ってたって、真逆であったって、そんなもんどうだっていいじゃん。

そこまでの経緯、思いを知らず、知ろうとも思わないで、ブログ上の材料だけを見て、感情的に他人を批判するのは安易過ぎやしないだろうか。
曲がりなりにも男だと主張するなら、感情論じゃなく、男らしく冷静且つ理論的になったらどうだろう。

僕のブログで言えばGIDに関してだが、ここに書いていることなど僕の人生のごく一部にしか過ぎない。
その一部を見て、他人なら別にどうでもいいであろうことを、わざわざ批判してくる。
批判というのは一種の主張であって、主張には理解させよう、通そう、同意させようという意図がある。

何故、そこまで必死になって自分の意見に従わせたいのだろう。
何故、別の考え方というものがあることを受け入れることが出来ないのだろう。
自分と違う意見に、何をそんなに怯えているのだろう。
僕には、それが自信の無さに見えてならない。

自分が常に揺らぎ、ブレ、否定されることを恐れているから、自分の考えを脅かすような他人の考えが許せないんじゃないだろうか。
だからそれを必死になって否定し、潰しにかかる。
確固たる自分の考え方が在れば他人の考え方などあまり気にならないはずだし、異なる考え方があっても「そういう考え方もあるのか」と、賛同は出来なくともそれはそれで受け流すことは出来るだろう。

また批判を食らうかもしれないが、言わせてもらえば・・・。
レディースデイにパスすると思ってなかったのにパスしてしまい、うっかり訂正して女性料金で映画を観たFtMと、自分が見られたい性別をあからさまに服装や素振りで大袈裟に主張・誇示して結果的に周囲に気を遣わせ、完パスしてると思い込んでるFtMと、どちらが周りにハタ迷惑なのか、と思う。

行きずりの他人ならともかく、周囲の好意的な人間は、やはり当事者を傷つけまいとして気を遣う。
どんなに不自然であっても、当人が男として見て(扱って)欲しいならと、出来る限りの配慮をする。
出会った時から分かってたならともかく、途中で性別が変わるなんてこと普通はないから周りも戸惑うし、気苦労もかける。

それ自体は仕方がないからとやかく言うつもりはない。
GIDとは、そういうものだから。
まさかGIDと分かった時点で、今まで築き上げた人間関係や環境を自ら全て捨てろとは言えない。
捨てられないのなら、理解してもらうか、自分が折り合いをつけていくしかない。

ただ、そうやって、周囲に迷惑をかけざるを得ないのはみんな同じなのだ。
中には折り合いつけることを拒否して、自分の願望だけを強行に態度で主張する人もいる。
そういった人が、その分の負担を、どれだけ周囲に負わせてるのか。
そっちの方がよっぽど迷惑なんじゃないのか?
にも関わらず、自分の価値観を押し付け、さも自分は誰にも迷惑をかけてないと言わんばかりに、他人を批判するのはいかがなものか、と、僕個人は思う。


関連記事;
『過去の記事を読み返して』
『レディースデイ』

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2010/02/16  ホルモン治療4ヶ月目

しばらく書くことも無いかな〜と思ってたけど、いくつか気づいたことがあったので書き留めておく。

体毛が若干濃くなった気がする。
気にしてなかったせいか、気がついたら以前よりは確実に濃くなっていた。
まぁそれでもまだまだ自分的にであって、遠目には見えない程度だけど。
スネ、腿の付け根、腿も若干、ヘソ周り・・・そんなもんかな。

ニキビはやはり時々出る。
肩&首周辺、胸、背中。
あと、たま〜に顔にも出来る。
すぐ治るものから、比較的痛くなるものまで様々だ。
ただ、幸いひどいものがアチコチ複数・・・ということはないので助かる。

付け加えて肌に関して言えば、日焼けしやすく、焼けが褪めにくくなった。
焼いた時、以前ならやや赤くなるぐらい焼いても、ならなくなったな。

ヒゲは、ほんっとにスローペースだが、一応増えてきている。
口ひげは毛質が若干堅くなって来ている以外、見た目はあまり変わらないなぁ。
むしろ顎の方が目立たないけど手触りで増えてるのが分かる。

それと、ふと気づいたのだが、髪質が変わったかもしれない。
以前はサラサラっとしていた髪が、今はワサワサっとした手触り(微妙な表現だ)。
こりゃ本人じゃなきゃ分からないのかな。
少々剛毛になったのか、若干クセ毛になったのか、その差は自分じゃ分からない。
今度カットに行く時、美容師に聞いたら教えてくれるかもしれない。

いずれにしろ、本当に髪に影響が出始めているんだとすれば、やはりアレが最も怖い。
アレとは・・・毛量減少。つまり、ハゲ。

覚悟しているとは言ったって、誰もハゲたいヤツはいないと思う。
僕も当然ハゲるのは望まない。
なので、本当にそうなった場合、ホル注の継続も再検討する可能性だってある。
まぁそう言っちゃうとまた批判食らうのかもしれないけど(笑)。

その辺は長くなるので、また後日書きます。

とりあえず、変化は本当に少しずつゆっくり。
気にしてなければないほど、いつの間にか変化してる感じかな。

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2010/02/12  ホルモン注射8回目

エナルモンデポー125mgを右ケツに注射。

今回はゆっくりブッスリ刺されたけど、やっぱちょっと痛かった。
もしかしてボチボチ注射される場所が固くなってきてるんだろうか。
今度はもう少し別の場所にズラして刺してもらおうかな。

今回はいつもの病院に行った。
この間紹介状書いてもらった病院にはまだ行ってない。

いつもなら注射は火曜か水曜なのだが、今回は金曜。
胸の微妙なしこりが気になって、エコー検査も受けることにしたためだ。
元々乳腺症があるので、胸では引っ掛かることが多い。
去年は行政の検診でマンモグラフィーも受けたし。

検査を受けながら技師さんと少し話をしたが、エコーとマンモでは特性が違うらしい。
ガンはしこりの出来るものと出来ないものがあり、エコーはしこりの出来るガンを早期発見しやすいそうだ。
逆にマンモはしこりの出来ないガンを早期発見しやすいと言っていた。

結論として、所見無しで、まぁ問題がなくてよかった。

会計は、エコー検査の分が保険適用で1050円、あとはいつもの自費分で、注射+診察代の2480円。

婦人科医の話だと、マンモは毎年受けなくてもいいし、むしろあまりちょくちょく受けていると放射線の悪影響もあるということだったので、マンモまではやらなかった。
だた、やはり乳腺症があると乳がんのリスクも若干高まると言ってたから、今後も気をつけていよう(っつかそれならいっそ胸オペしたくなってくる)。

女性特有の検査は、FtMにとっては精神的苦痛でもあるし、受けない人も多いと聞くが、僕は率先して受けたいと思っている。
まぁ昔から(乳腺症やら不正出血で)受ける機会が多くて慣れてしまい、さほど嫌悪感が無いというのもあるが、何よりも自分があって欲しくないと願う部位の疾患が原因で死ぬのがイヤだからだ。
そりゃ死ぬとなったらドコが原因で死ぬのも悔しいが、よりにもよって胸や子宮・卵巣が原因で死ぬことほど悔しいものはない。

だから、一時の精神的苦痛を理由にして逃げず、FtMだからこそ、(胸や子宮が残っている人は)積極的に検診や検査を受けた方がいいんじゃないかと思う。
ホルモンを始めていると、どうしても様々なリスクは高まるからね。

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2010/02/02  ホルモン治療15週目

このところは効果が穏やかになり、あまり自覚の強い変化は無いので、今後はもう少しスパンを空けて記録して行こうと思う。

以前医師に「ホルモンは打ったからと言って即効果が出るものでなく、ジワジワ出て来るもの」と言われたが、最初こそ違ったものの、今はおおよそそんな感じだ。

顎は、手触りがザラつく肌の範囲が増えただけで、見た目にはほとんど変化が無い。
ザラついてる部分は、ヒゲそのものよりも、毛根が育ってきて手触りが変わったのかもしれない。
口周りは相変わらず、産毛が濃い程度。
密度は増えたが、太さや濃さは大して変わってない。
モミアゲも、わざわざ書くほどの変化は無い。
ただ、顔の、モミアゲ付近から顎にかけてがむず痒い。
ホルモンとなんか関係があるのかは不明(笑)。

唯一、最近「アレッ?」と気づいたのは、眉。
見た目の変化はあまり分からないのだが、おそらく以前に比べて濃くなっている。
というのも、明らかに手触りが変わったからだ。
眉は元々薄めで毛も細かったから、今みたいにゴワつく手触りはなかった。

ソレ以外の体毛の変化は、本当にゆっくりで、1〜2ヶ月程度では大して変わりそうに無い。

声も大分安定してきたかな。
日によって少々高低が変わるということも少なくなった。
まぁそんなに男っぽい声でもない気がする。←声にはウルサイ
以前は「女性寄りの中性の声」だったのが
今は「男性寄りの中性の声」になったって感じか?
声自体はそこそこ低い。
が、低い=男の声ではない。
低さより声質的なもの。
後はしゃべりグセなんかでも違うと思う。

体調は、まぁまぁ。
副作用っぽいものも時々感じる。

例えば以前にも書いた動悸。
時々心臓の脈動がやたら気になって気持ち悪い時がある。
たまに偏頭痛時のように、頭が鬱血しているように感じる時もある。

その他。
生理は、初回打って止まって以来、不正出血を除き、一度も出血していない。
身体が硬くなった気がする。
ストレッチ始めないとヤバイかも。
また、ホルモンとは何ら関係ないかもしれないが、最近目の調子が悪い。
ただ単に年のせいか?(笑)
かすみ目がたびたびあり、老眼も進んだ気がする。
まぁ元々緑内障になるのも時間の問題と言われてたから、そのせいかもしれない。

それと、ニキビ。
ここ数週間は、注射の直後ではなく合間に、おおよそ1回は吹き出るようになった。
場所は、胸、肩、背中、首のいずれか数箇所。
不幸中の幸いで、今のところ顔にはほとんど出ない。
如何にも「皮脂が詰まってます」的なニキビで、赤くなり、痛い時もある。
効果のほどは分からないけど、ビタミン剤を飲むと治ることが多い。

あとは、先日、年一度の健康診断に行って血液検査をしてきたので、その結果待ちというところか。
肝機能については、その数値で状態が分かると思うから、追ってその結果を医師に見せればいい。
一応健康診断の医師にもGIDでホルモン治療中の旨は伝えておいた。

最後に・・・ここに来て、性欲は比較的強くなった気がする。
時折悶々としてたり、妙な衝動に駆られたりする(爆)。

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2010/01/26  ホルモン注射7回目

エナルモンデポー125mgを左ケツに注射。

前回と同じ看護士サンで、またもや勢いよくブスッと刺された(涙)。
ただ、今回は刺さる時だけで、注入時の痛みは皆無だった。

以前、産婦人科の医師に、「わざわざ注射打つためだけにココまで来るのは大変だろうから、近くでも問い合わせてみてはどうか?」と、3軒ほど病院を教えてくれた。
ただ、地域的にも僕の医師と密な繋がりがない医師ばかりなので、やってくれるかどうかの保証は出来ないという話だった。

僕は場所よりも医師で病院を選ぶタイプで、今の医師は信頼してる故にかかりつけを替える気は無いのだが、本音を言えば、このまま2週毎のペースで固定するんであれば、片道2時間/片道交通費約1500円は少々苦しいものがある。

そこで、今日はその相談をしてきた。
基本は今のまま、メインの治療や判断を今の医師に任せる。
だが、注射に関しては、ある程度近くの病院でも打ってもらう。
そういう方法が可能か聞いたら、(注射のペースなどを自分でシッカリ把握するなら)特に問題ないという。

そういうわけで、前回教えてもらった3軒の病院の中から、最も近い病院に紹介状を書いてもらった。
ただ、そこの医師は今の医師の先輩というだけらしく、GID治療に対してとりわけ積極的ということでもなく、対応してくれるかどうかは分からない、ということだった。

う〜ん・・・やむを得ないとは言え、最初の1回目が不安だなぁ(汗)。
断られたら、他の事でもソコに行きにくくなりそう。

しかし背に腹は代えられない。
ま、折を見て、行ってみよう。

今回は、注射代+診察代+紹介状作成費用で4240円だった。
紹介状書いてもらったわりには、安くて助かった。

次回は少し間が空くが、胸のエコー検査を受けるため、2月12日になる予定。

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