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WILD HYBRID

40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 

2024/09/20  [PR]

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  • :2024/09/20/09:07

2012/04/24  ホルモン注射55打目

ホルモン注射も今日で55本目。
1アンプルだったり2アンプルだったり、時期によって量は違ったので総アンプル数までは分からないが(というか、出そうと思えば出せるが、めんどくさい)、とにかくこれまでに55本の針を尻に刺してきたことに間違いはないようだ。

いつの間にかそんなに打ったんだなぁと、我ながらちょっと驚いた。
まだまだ打ち始めて大した年月が経過してないように思えたが、もうひと通りの効果は出るくらい打った気がする(効果が薄めなのは始めるのが遅かったせいと体質です)。

39歳とは言っても誕生日の数か月前だから、ほぼ40歳に近い年齢でカウンセリングをスタートし、診断書が出たのは41歳を目前にした夏。
その後即は打たず、3ヵ月ほど悩んで、41歳になってから始めたホルモン治療。

本数を数えるたび、打ってきた年月を振り返るたび、考える。
「このままこうして一生打つんだろうか・・・?」
迷いというのとは、少し違う。
そして、その答えは相変わらず出ない。

一生注射を打ち続ける、という行為への多少の不安がよぎる。
逆に、それを受け入れても、今度は打てなくなる場合への不安がよぎる(病気になった場合や、震災など環境的に難しくなった場合など)。

おそらく僕の身体は今後、そうそう見違える変化はないだろう。
カタツムリ的速度で若干体毛が濃くなっていくような変化はあっても、劇的な変化期はもう終わっている。
今後の注射は変化のためではなく、ほぼ維持のためである。

維持のためと思うと若干テンションは落ちるが、だからと言ってやめてしまえば、今度は今までの変化が戻って行ってしまう(可能性が高い)。
変化は不可逆だとさんざん腹を決めるよう言われはするが、じゃあ注射をやめても変化した部分が戻らないかといえばそうとも限らない。
もちろん個人差があるので、あまり戻らない人もいるのかもしれない。
しかし、最悪は戻ってしまうことを想定しなければならない。

それはやっぱ嫌だ。
とりわけ生理は耐え難い。
まして、以前よりパワーアップした不順さで戻ってくる可能性があるなら尚更だ。

そう考えると、やはり多少のリスクがあっても打つ方を選んでしまう。
ただ、年が既にミドルエイジに入ってるからなのか、死ぬまで打つぜ!というテンションにはなかなかなれない。
性別とかホルとか関係なく、人間としてどこが壊れてきてもおかしくない年齢に入ってきている。
だからついつい考えてしまうのだ。
いつまで続けられるだろうな・・・とか、いつまで続けるんだろうか・・・と。

僕のような人間は珍しいんだろうか。
それとも他にも同年代なら少しはいるんだろうか。

別に年がら年中悩んでるわけでもなければ、そのせいで暗く過ごしているわけでもない。
基本は呑気に過ごしていたりするわけで(笑)。
ただ、何かの拍子に、ふと考えてしまう時があるのだ。
55本打ってても、そんな瞬間はある。
だから、これから打つ人は、打つにしろ打たないにしろ、焦らず、流されず、考えられる限りの将来までじっくり考えて、後悔しない選択をしてほしいと願います。

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