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WILD HYBRID

40歳から第2章の人生をスタートしたGID(FtM)の航海日誌 

2024/09/20  [PR]

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  • :2024/09/20/06:12

2008/09/10  Aクリニック カウンセリング vol.5

クリニックに通い始めて約2ヶ月が過ぎた。
先は長いんだろうけど、どこまで長いのか分からず、この頃、なんか疲れてきてたような気がする。
 
医師は、「半年の人もいるし、1年の人もいるし、2年かかる人もいるし・・・」と言っていた。
まぁ半年ってのは、既にフルタイム男で生活しているような人のことで、自分がそんなに早く診断がもらえるとは思えない。
 
一刻も早く!とまでアセってはいないが、年齢を考えるとあまりノンビリ考えてもいられなかった。
40歳にもなってくると、残りの時間や死を意識する。
老いや、身体のガタも確実に感じてくる。
特に僕のように近親者が亡くなっていたり病気で倒れていたりすれば、それは当然のことのような気がする。
僕のお袋が倒れたのは、50代になったばかりの頃だった。
 
少しでも早く診断が欲しくて、ムリして隔週で通っていたが、クリニックは2県先で片道2時間前後かかり、今、まだ社会適応もちゃんとは出来ずにまともな収入のない自分にとっては(バイト的なことはしてます)、労力もさることながら、毎回の交通費も正直キツかった。
そんな中で、おおよそどれぐらい通えば・・・という目標のない通院は、まだアセるには早いのだが、勝手ながらやはり苛立ちが募った。
 
医師は、「どこまで男としての生活を望むのか」という話をよくしていた。
診断をする上で重要な話なのは今(2009年現在)になればよく分かる。
だが、僕としては、その線引きをするような表現が受け入れられなかった。
よく分からなかったのだ。混乱していたのかもしれない。

ここは男の生活、ここは女の生活、っていう生活をするって意味?
それってどういうもの?
だけど100%男の生活って、手術まで行かなきゃムリだろ?
だからっつって100%女の生活は苦しいからここに来てるんじゃん?
 
「出来れば診断までに、ちゃんとした職に就いてください。あなたがいたい性でいられる職場を見つけてください」とも言われた。
それも、当然の話だとは思う。
性別関係なく、とにかく定収入を得ろってのは社会人として当たり前だ。
でも、この就職難のご時世に、しかも性別抜きで社会が怖い自分が、年齢も39歳で、「男として働きたいんです」と言う勇気はなかなか持てない。
働かない言い訳をしてるわけじゃなくて、気持ちの話。
仕事はしなきゃならない。でなきゃいつか飢え死にする。
分かってるから葛藤する。
 
その前に、自分の考え方がハッキリせず、だから医師に自分の考えも伝わってない気がした。
 
この日も文章作成と人物画の心理検査をやった。
何を書いたか、コピーもらっとけばよかったなぁ。

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